2007年09月11日

「地球へ…」22 暮れる命

 「地球へ…」も残すところあと2回。ラストへ向けて重い展開が続いており、非常に見応えがあるのだが、見終わった余韻に浸る間もなく厨設定バリバリの新ガンダムの予告が入るのはどうにかならんものか。

Wsy54m8x  さて、前回のマツカの最期、いかがだっただろうか。「地球へ…」きっての耽美キャラだからこそ、その凄まじい死に様が強い印象を残す。しかしまさか原作通りに半身吹っ飛ばしてくれるとは思わなかった。前回のナスカチルドレンの死も、被弾する場面がしっかり作画され、その上死体袋に収められるなど、戦争による死のリアリティが意識して描かれていると思う。シロエやブルーの爆発によって隠された死に方とは、演出が変わってきているのだ。

 原作でのマツカは、トオニイとの戦いや、キースを覚醒させるのにテレパシーを使うところを、兵士に目撃されてしまっている。しかし、アニメ版では、正体が知れることがなかったので、セルジュに「人間」として悼まれて逝くことができた。また、原作のトオニイはマツカの死に特別な感情を持たないが、アニメではマツカの死がトオニイに大きな影を残した。
 アニメ版のマツカは、原作より優遇されていて少しだけ幸せだ。
posted by Dr.K at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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