2007年09月14日

河童のクゥと夏休み その2

 「河童のクゥと夏休み」の登場人物に演技賞をあげるとするならば、私は間違いなく主人公の妹を選ぶ。

 以下ネタバレ含む
 主人公に幼稚園児くらいの妹がいるというのは、原作にはない設定なのだが、このアレンジは素晴らしかった。
 他のアニメに出てくる幼児とは、リアリティが桁違い。この絵柄だからこそできる、子供らしい表情の他を省みないひどさ、アクションの無駄な豊かさ。彼女の力で劇場は何度も笑いに包まれた。
 少年が河童と友情を育むという、空想に満ちたストーリーに対し、妹が河童を受け入れないという反応が、リアリティを与えているのだ。
 クレヨンか何かで
ばか
かっぱ
しね

とか書いてんの。最高。これだけでE.T.を越えたね。

 パンフレットでも「子供をリアルに描きたい」と明言している原監督。しかし、リアルってことは、こんな風に愉快なことだけでは済まないのである。それについては次回。

〈続く〉
posted by Dr.K at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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