2008年03月16日

UDON

 この記事では否定的見解しか書きません。当該作品のファンの方はスルーしてください。

 テレビで放映したので見ちゃったよ「UDON」。
 やってくれたなフジテレビ。これは間違いなく公共事業。予算の使い方がことごとく間違ってる。

 まず豪華キャストの間違い。私がなぜこのテレビ放映を見ようと思ったのかというと、ユースケはとりあえず脇に置いといて、小西真奈美に小日向文世に要潤…つまり今放映中の「あしたの喜多善男」のキャストが出ているから。ところが「喜多善男」では名演技を炸裂させていた彼らが、全然生きてない。特に小西がひどい。メガネ取ったら美人、なんて今さら実写でやんのか、オイ。
 さらに、豪華撮影の間違い。無駄にニューヨークロケを敢行したり、讃岐の空撮がむやみと挿入されたり、車を何台も破壊したり、アニメ部分のCGに凝ってみたり、全部いらん。うどんがうまそう、という一点が正義で何が悪いんだ。
 そのくせ、脚本は貧弱。熊に襲われるつかみのしょーもなさは、数年に一度しか見られないレベルのひどさ。前半の、タウン誌からうどんが大流行、の躁状態としか言いようがない展開のウザいこと。祭りが終わったあたりからやや持ち直すものの、あっさり親父と同じ味を作れてしまう安直さにがっかりし、とどめに親父がたびたび化けて出て説明してしまっては余韻もあったもんじゃない。
 これは本当に劇場映画なのか。うどん振興会をスポンサーにして作ったTV特番だったら、まだしっくりきたのに。

 個人的には、うどんのことをソウルフードなどと形容する言語センスは断固否定する。こんな呼び方じゃ情緒も郷愁もあったもんじゃねぇ。黒人か、おまえらは。

タイトルセンス 1
カメオ出演有効度 2
讃岐うどん   10
個人的総合   3
posted by Dr.K at 13:46| Comment(1) | TrackBack(1) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうも。お久しの「保全スレの者」です。 まあ一言で言えば「動機」が不純でかつ「知識不足」に満ちていますね。 一番の問題は「なんで」テレビで放映したのを見ちゃったのよ「UDON」、とあの讃岐富士が綺麗に観られる製麺所のロケ地まで行っていろいろ讃岐うどん喰って来た人はあえてそう問うてみる。  まあ全ては脚本63稿まで煮詰まった作品と、制作費でたらふく「うどん」を費消すキャスト&スタッフの群れと、所詮ミニシアター映画の気分が抜けない監督に「踊る大走査線」気分でいらぬ金のかけ方をおいそれとしてしまうプロデューサー(某亀山、ですね)が喝を入れたタイミング、これが何より悪すぎ。 そして編集酷すぎ。 この作品の本当に面白いところはテレビ版でのみカットされたユースケとトータス松本が「うどんフェス」の会場(ロケ地はホントに瀬戸大橋のたもとあたりにある円形劇場)で歌う「バンザイ〜好きで良かった〜」の熱唱や、プレミアム版のみ収録のスペシャル番組「実録!映画『UDON』麺通団のうどんをめぐる冒険」における松尾翠アナウンサーのオヤジ転がしぶりなどなどの部分であって、それ以外の基礎的な情報要素を持った部分を除けば全ていらないと思った押井守的「イノセンス」や序盤のだらけた迷子シーン、とってつけた感動物にオカルトっぽい親子の対話だけてんこもりにオンエアするなんて単純に酷すぎる編集の選択ミス。 あとは単純に「知識不足」の補正、入れておきますね。>これは本当に劇場映画なのか。パブリシティの周縁バラエティスペシャルのみクオリティが高いいつものシケたフジテレビ制作の中身のないカス映画ですが何か。>うどんのことをソウルフード確かにメリケンチック症入ってますが、「ソウルフード」の定義は大体「美味しんぼ」の定義で固まっているので、そう言うのも仕方ないんです。もともとお遍路さん巡礼で身体に負担のかからない食べ物として弘法大師の教えとともに普及したのがうどんのルーツでもあるわけですし。>タウン誌からうどんが大流行、の躁状態まあこれは紛れもなく事実のノンフィクション部分ですから変更の余地はなかったのでしょう。 とりあえず「うどん」に関するさまざまな「素材提供」がこの作品の一番の達成目標みたいなものですから、2時間半に近い枠でデレデレとやる分には、ちゃんと達成できた何かがあったのでしょうよ、とお察し下さい。
Posted by tron tron at 2008年03月17日 02:41
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Excerpt: 『UDON』(監督:本広克行)を見ました。<br />観客はたくさん入っていましたが、この映画について語ることはやめておきましょう<br />っていうか、語ることが何もない(笑)<br />けなす気にもならない。こんなの映画じゃない(爆..
Weblog: まじぞうの閑雅なる日々
Tracked: 2008-03-16 23:48