2008年04月14日

アンフェア the movie

 篠原涼子主演のTVドラマが映画化されたもの。危険な女刑事、雪平の活躍再び。

 もとのTVドラマはなかなか良かった。毎週のように二転三転するストーリーで、最終回まで視聴者をがっちり引きつけていた。連続TVドラマで、来週続きを見たい、と思わせない作品は失敗だ。その点、「アンフェア」は、つじつまが多少合っていなくても、次回への引きがある、という一点において完璧だった。

 しかし、その作法は劇場映画で通用するものではなかった。無闇に観客のウラをかいたところで、話が面白いと思われるわけではなかった。むしろ、裏切りによる死屍累々の展開は、不快感すらもよおす。
 独創性が感じられず、バイオハザードみたいな筋運びにもがっかり。
 その上、ドラマ版では息抜きのコメディパートを担当していた、瑛太演じる安藤がすでに死んでしまっていて、やたら危機的な状況だけがメリハリなく続くのもきつい。

J9jz3hp5  原作者の秦建日子が、自らシナリオを書いていれば、だいぶ違っていたのではないだろうか。秦は、連続ドラマ「最後の弁護人」でシナリオ全話分を一人で書ききった有能なライター。
 先日コナミから出た「タイムホロウ」では、シナリオ監修をつとめている。
 彼のように力のある脚本家の手で、丁寧にストーリーを練り直していただくよう、強く希望する。

ヒネクレ度   8
残虐度   8
ご都合主義 8
個人的総合 3
posted by Dr.K at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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