2008年07月31日

インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

 スピルバーグとルーカスが組んで映画を作るなんて、もうあと何回あるかわからん、これは観ておかなくては!
 …というわけで行ってまいりました「インディ・ジョーンズ」。いやぁ、道のりは険しかった。レディースデイをなめたのは失敗でした。「崖の上のポニョ」目当てのお子様たちに、「花より男子」目当ての女性が加わり、行列が通常の2倍以上に! 上映時間までにチケット売り場にたどりつかないよう、と嘆いていたら、係員が行列からサルベージしてくれまして、(←こんな制度あるんですねぇ)なんとか観られました。最前列しか取れなかったんですけど、視界いっぱいがスクリーンとなり、素晴らしい臨場感でありました。

 以下ネタバレ有り

 まず驚いたのが、全編に漂うとてつもない懐かしさ。これは、久しぶりのインディ・ジョーンズだから、という一言では済まされないものがあります。
 例えばその題材。ロズウェル事件にしろ、水晶頭骸骨にしろ、私が子供だった頃、必死になってテレビを観、本を読んで知ろうとしたもの。それらが巧みに組み合わせられて出てくるのが愉快です。
 ナスカの地上絵、マヤ文明、黄金郷、アメリカの核実験なども、同じ頃に話題になっており、学研「ムー」が売れていた頃の世代にはたまらんです。サービス過剰です。
 インディのヒネたユーモアや、面白い方法で危機を乗り切る作法も健在で、CGとリアリティが幅をきかせた近年の新作にはないおおらかな展開が、好ましくうつります。核爆発に巻き込まれてもゴシゴシこすってセーフってのはどうかと思いますけど

 こんな娯楽作に楯突くのは野暮、と思っていたら、なんか今作は批判の声が多いみたい。曰く、インディに宇宙人とか世界観に合わないし、見た目も陳腐、だって。
 こういうこと言ってるの、多分若い人なんだろうね。インディは、昔はやった疑似科学の世界から、ネタをそのまま持ってくるのが原則なの。アークに心霊医療に聖杯、何一つオリジナルではないでしょう。今回だって古代文明とUFOが並び立ってこその「昔よくあったオカルト」像なのであり、勝手に超古代文明を創作したり宇宙人を見慣れぬ姿に描く方が、むしろインディのコンセプトに反するのです。

 水晶頭骸骨は、当時の技術では到底作れないオーパーツとして日本でも有名でしたが、それを異次元人の頭骸骨とした設定は素晴らしい創作性があるではありませんか。
 なお、あの頭の形を見てルチ将軍を思い出したのは私だけでいいです。

マニア度  8
完結性   9
対象年齢  35歳以上
個人的総合 8

posted by Dr.K at 21:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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