2008年09月23日

移植されない大傑作「ザ・グレート・ラグタイムショー」

 「グラディウスリバース」のせいか、レトロゲーム記事を載せたい気がしたので、大昔の記事からお蔵出しです。

 「ヘンなゲームはまかせとけ!」
 このコピーを見つけたときには、一本とられたって感じでした。ゲームメーカーは星の数ほどありますが、意識して奇ゲー変ゲーを残せるのは、おそらくこのデータイースト社(通称デコ)だけです。
 さて、デコ製のアーケードゲームと言えば、「チェルノブ」「トリオ・ザ・パンチ」「ファイターズヒストリー」などなど、伝説の謎タイトルがひしめいていますが、今回ご紹介するのはその中でも極めつけの傑作、「ザ・グレート・ラグタイムショー」です。
 本作は、レトロな戦闘機(複葉機は男のロマン!)で戦うシューティングゲーム。機体にフックがついており、ここにアイテムのみならず、敵をもひっかけて投げ飛ばせるのが特徴です。
 しかしなんと言っても、戦闘機を撃墜されてからがこのゲームの醍醐味なのです。小さい非力な乗組員を操作して耐え抜けば、ステージ上の様々なものに乗ることができるのです!
 車、自転車、ホッピングマシーン、象にキリンに人力飛行機! 一回クリアしたくらいではとてもすべて乗りきれません。(ただし、エンディングで全種類陳列して乗り放題のサービスあり)
Thegreatragtimesoldier_2  
 いやー、芸の細かいゲームってホントにいいですよね。図のステージなんて、本当は砲台の構造まで断面図にして見せる必要、全くないわけです。ザコ兵たちも、いちいちベッドから起床→服を着る、なんて動きを見せてくれます。
 アーケードは格ゲーブームが押し寄せ、さらに2〜3年後には、PSやサターンが発売になり、時代は一気に3Dが主流となります。このゲームは、まさに失われる直前に一瞬輝いた、ドット絵シューティングのあだ花と申せましょう。
 特に当時は、ポリゴンの表示量が限界なのだー、とか言い訳しつつ、見るに耐えない粗雑な絵と嘘っぽい判定のゲームが続出した頃で、何が悲しゅうてドットよりしょぼいガビガビの3Dに移行せにゃならんの、と違和感を感じる日々。もっと古き良き2Dの職人芸を堪能しましょうよ
 閑話休題。さて、二人プレイの場合、最終面でボスの言葉にそそのかされると、なんと片方のプレイヤーがラスボスを操作する対戦モードに突入します。こんな意外な展開は、そうそうお目にかかれるもんじゃありません。
 最近は、古いアーケードゲームの家庭用への移植が盛んです。どのメーカーでも結構、このゲームを移植しようという英断をゼヒ!

 以上、9年くらい前の文を一部変更して掲載しました。いまだに「移植されない大傑作」の称号は継続。「俺たちゲーセン族」にはちょっと期待したんですけどねぇ…

posted by Dr.K at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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