2008年12月17日

珍品堂が勧める2008年のコミックベスト3

 今年は、手塚治虫生誕80周年ということで、関連出版物が多数出ました。ファンとしては嬉しいのですが、大して入手が困難でもない作品を装丁だけ改めて再販したようなものもあり、どうかと思います。

第3位 浦沢直樹「PLUTO」
 6巻まで来て、ストーリーもようやく事件の核心に。「20世紀少年」の連載も終わったことですし、浦沢先生には今後はこちらの仕上げにとりかかっていただきましょう(笑) 次巻では、いよいよエプシロンの戦いが見られるはず。

第2位 手塚治虫「おもしろブック版 ライオンブックス」
 生誕80年、最大の収穫はこの復刻です。なんと、もとの雑誌付録の形態のままを再現。おまけに、生前の手塚が収録を拒んだ「双生児殺人事件」も復活。2冊とも買うと7200円という高額ですが、これは値打ちあります。

Mokusiroku第1位 諸星大二郎「未来歳時記 バイオの黙示録」
 近年の諸星先生は短編しか描かないので残念、と思っていたら、本作では幕間のエピソードを描き下ろして、連作につなぐ、という芸当を見せておりびっくり。題材も、「生物都市」を熟成させた感じで、久々のデストピアSFです。
 そういえば、今年は「西遊妖猿伝」の連載がモーニングで再開されましたね。もう読み始めて20年くらいになりますが、天竺に着いてくれる日を気長に待っております。

posted by Dr.K at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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