2009年05月16日

〈ドラえもん〉貯金開始!「藤子・F・不二雄大全集」

小学館「藤子・F・不二雄大全集」公式

 これは大変なことになった。手塚資金(※)を取り崩してでも予算を捻出せねば。
 ※突然出版される手塚作品の高額復刻本のために、Dr.Kが常時用意している資金。

 手塚に比べ、藤子は不遇の作家である。手塚は生前から全集があり、文庫や復刻も豊富で、色々な作品に触れやすい。一方の藤子は、かつて藤子全集が出たもののあっさり絶版。メジャー作品以外は、なかなかお目にかかれないのが現状だ。アニメ「ドラえもん」などで、世代を超えて継続的に支持されている作家にしては、全くお粗末な状況と言える。
 それが色々と〈完全収録〉になるとのこと。まことにめでたい。

Dora01  私が小学生の頃のこと。雑誌で「ドラえもん」を読んだのだが、そのエピソードがいつまで経っても単行本に載らず、不思議に思ったことがある。
 実は、「ドラえもん」は学年誌で全学年同時連載、しかも学年に合わせて全く別のエピソードが描かれていた。単行本に収録されない話も多数あったのだ。
 今回の大全集の中で、「ドラえもん」の完全収録はやはり魅力だ。
 第1巻の中では、初収録の「最終回」が特に見たい。連載の初期は、長期連載になることを想定していなかったのであろう。学年の終わりにきっちり最終回が描かれていたのだ。人気が出てからは、終わらないことが前提となっただけに、どんな結末だったのか気にかかる。
 掲載誌別・連載順に再構成されているため、今後の続刊では、「コロコロ」の創刊で「ドラえもん」にどんな影響が出たのか、などがわかってしまうかも。マニアには興味のつきない内容だ。

posted by Dr.K at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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