2009年12月17日

マイマイ新子と千年の魔法 その1

 GON君、ありがとう。貴君のレビューがなかったら、私はこの映画をスルーしたままで人生を終えてしまうところでした。

「マイマイ新子と千年の魔法」公式

 知名度は間違いなく最低で、公開終了まで秒読み段階。そこで、わずかに残っていた上映館へ、遠征しての鑑賞となりました。
 本物です。
 この映画は、次のような人にお勧めします。

・「赤毛のアン」は名作
・「となりのトトロ」では、〈トトロ〉より〈まっくろくろすけ〉が好きだ
・「おもひでぽろぽろ」は過去パートが素晴らしい
・「火垂るの墓」で節子が死ななかったら、と考えてしまう
・文部科学省が推薦するようなものは信用できない
・大人だからこそ楽しめるアニメがあっても良いと思う

 いつもはフィクションとしての作りや工夫を重視する私ですが、「マイマイ新子」では、清々しいまでにその物差しはあてはまりません。子供たちは、消費されるキャラではなく、子供そのものとして生き生きと描かれ、出来事は、ストーリーの素材ではなく、子供たちにとっての現実として描かれています。ですから、

現実から逃避した物語で遊びたい人は、きっと失望しますから、見ないでください。

という原作者のメッセージにも妙に説得力があります。
 確かに、アニメだからと言って、毎回のように荒唐無稽なものを苦心惨憺して生み出し、オタクどもに喰わせてやる必要はありません。私たちには、もう〈千年の魔法〉があるんですから。

声優演技力 9
ポジティブさ 9
癒し系    10
個人的総合 10

posted by Dr.K at 17:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自分も金銭的都合から今期の作品はマクロスからペンギンまで総スルーの予定でしたが
ここまでの評価を見てしまうと、一見の価値はあるなぁ、と悩んでおります。
悲しいかな興行が上手くいかなかったものは最悪DVDも出なかったり(でても結構時間を置いてとか)もしますしね……。
間に合いそうなら駆け込んでみます。
Posted by at 2009年12月21日 23:04
くり返し観たくなる内容ですので、DVD等は出れば売れそうです。音響が独特なので、その点では映画館で観られた人はラッキーですね。
Posted by Dr.K at 2009年12月22日 08:57
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