先日、近畿大学前の名物ゲーセン、あうとばあんが一時閉店になったことを書きましたが、その後、とうとう店舗が売りに出されたとのこと。
やはり復活は無理でしたか。残念です。
さて、90年頃、近畿大学前「親不孝通り」には、他にも多数のゲーセンが栄えておりました。そのラインナップの多彩さとプレイ料金の安さは他の追随を許さず、私は高校生の時から片道500円以上の交通費をかけてまでここへ出かけたものでした。その後、大学をいくつも受けたのに近畿大にしか受からなかったのは、もはや運命としか思えません。在学中には当然のようにすべてのゲーセンに足を運ぶことになりました。
「あうとばあん」
魔窟。アーケードゲームの始まりから現在(90年代当時)までのすべてが、わずか20円で楽しめる異界。全国に語り継がれる奇跡のゲーセンだが惜しまれつつ閉店。
「當里屋」
アタリヤと読む。多分近くの定食屋が経営していたゲーセン。一角に不人気ゲームのコーナーがあり(笑)、「ドカベン」をずいぶんプレイさせてもらった。現在は廃業。
「VIP」
プレイ料金が50円だと高いと言われてしまうのが長瀬界隈のつらいところ。この店のレトロコーナーには「ペーパーボーイ」の自転車ハンドルつき筐体が長く置かれていて、大変貴重だった。現在は建物のみ残っている模様。
「東大宇宙工学部」
なんともシャレの効いた店名。表通りに面しておらず、商売はきつかったのではないかと推察される。他のせせこましい店には置いていなかった「ダライアス」の3画面筐体があり、人のプレイをずいぶん見ていた記憶がある。ここも今はない。
「UFO」
最新ゲームを容赦なく20円でプレイさせる人気店。代わりに、難易度がベリーハードでまともに遊べたものじゃないが、格闘ゲームの対戦プレイなら全く問題なし…かと思いきや、ネオジオのタイトルでは制限時間が極端に短くなり、ドローが頻発していたりした。間の通路にカップ麺や飲み物と並んでエロ本の販売機が置かれるなど、アングラな雰囲気も半端なかった。かつてはこの通りに3店舗を構えたが、現在は一つしか残っていない。とはいえ、近大前に残った最後のゲーセンなので、ぜひこれからも生き残ってほしい。
調べていてわかったのは、近年のアーケードゲームはHDモニターとオンライン環境が必須となり、これら個人経営の店舗では、所持している筐体が利用できず、コストが高騰。続けていくのが困難な状況となっている模様です。
う〜ん、どこへ行っても同じようなゲームしかない普通のゲーセンなんて、私には魅力がないんですがねぇ。
数十年前、中学三年生のころ、五ツ木の模擬テストを受けに近大に何度か行きました。
そのたびに、あうとばあんの看板が気になっていました。
あれ、知らない人が見ると、絶対んあばとうあって読むと思うんですよね。
僕は何回目かの模擬テストのときに、やっと逆から読むことに気付きました。
もうなくなってしまったということですが、まだあったことに驚きの念を隠せません。
一度でも入っておけばよかったなあ。
個人的な思い出(しかも薄い)を書き連ねてすいませんでした。
時代の流れとはいえ、少々寂しいですわ。
学生時代、みんなあつまってゲームに興じていたことを昨日のことのように思い出します。
そうか、近大はよく模試や検定の会場になってましたね。
あうとばあんは、「ゲームセンターCX」で有野課長が訪れたりして
消息が聞こえてきましたので、なんとなく続いていく気がしてたのですが…
>ぴろあきさん
サークル活動の前後には、必ず誰かしらゲーセンに寄っていましたね。
あの経験がなかったら、ゲーム企業を目指したかどうか疑わしいです。
でも、「あうとばあん」閉店ですか、残念です。
KONAMIのバスケのゲームとか、
珍しいレトロゲーがたくさんあって、大好きでした。
歩くとみしみし言う木の床や、店の奥で古いゲーム機を
メンテしていらっしゃる店主さんの姿にゲーム愛を感じたり、とにかく大好きでした。
残念。
今の時代に対応できるのでしょうか?
それともこれらのゲームセンターと同じ道を行くのか・・・。
ぜひ生き残ってもらいたいものです。