2010年06月04日

ドラマ「月の恋人」がひどすぎて目が離せない

 キムタク主演のドラマが今年も駄作。

 …こんな書き出しをしなければならない時が来るとは、10年前には想像もしなかった。月9ドラマ「月の恋人」が色々とひどい。
 キムタクを本来よりかっこよく見せようとしてすべてが空回りしている。
 若造イメージからの脱却を図ったのか、今回のキムタクは社長役。ビジネスのために冷徹に周囲を切り捨てるクールな役…かと思ったら中途半端にいい人アピールが入ってちっとも突き抜けられない。
 物語は上海ロケで華々しくスタート。ところが、内容がひどい。キムタク社長が貧民街で美女(リン・チーリン)と出会い、〈マイ・フェア・レディ〉するという自惚れにもほどがあるシナリオ。万博を開いて先進国アピール中の中国政府は、抗議してもいいと思う。
 キムタク以外の有名キャストの扱いがまたひどい。デキるデザイナー役の篠原涼子はまだまし。ラーメン屋で飼い殺しの竹中直人は何のためにいるのか分からないし、何をしてもリン・チーリンの引き立て役にしかならない北川景子のポジションには涙を禁じ得ない。

 先日、ビストロスマップにリン・チーリンが招かれたのだが、モデル出身だけあって、他のゲストより頭一つ高い長身だった。それなのに、ドラマの中ではキムタクの方が頭が高いという怪奇現象、バストアップの時にはことごとくキムタクを段の上に乗せるという撮影で、画面がひどく不自然な構図に陥っている。
 男の背が低いのはそんなにまずいだろうか。チビでは格好が付かないというのは分かるが、普通の身長の男と背の高い美女という組み合わせなら、別に悪くないと思うのだが…。作り手に、キムタクを見下ろすことまかりならん、という無駄な固定観念でもあるのではないだろうか。
 恋愛シーンの作りがまた、バブル期のトレンディ・ドラマを思い出させるなつかしい出来で、現代におけるリアリティが驚くほど感じられない。いっそのこと、設定を20年前とでもしておけばよかったんじゃないか。

 色々とひどすぎて、どう結末を迎えるのか目が離せない、非常に困ったドラマである。

posted by Dr.K at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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