2010年06月12日

エボリューション

 中身がない。
 かなりの予算をかけており、面白生物がたくさん出てくるが、中身がない。面白黒人を吹き替えの山ちゃんが熱演しても中身がない。主人公が世界を救っても中身がない。作中のデブ学生の頭の中のようにスッカラカンの映画である。
 21世紀にもなってこんなものを作ったアイバン・ライトマンは、かつて「ゴーストバスターズ」を撮った監督。言われてみれば、作りは非常に似ている。主人公たちのさえない境遇、下ネタの多く入ったギャグ、ノリのいいテーマ曲とキャッチーなトレードマーク、そして何より最後にデカい敵を盛大に倒す、そっくりだ。お化けを宇宙生物に置き換えてしまえば、ほぼリメイクと言っていい。
 しかし、「ゴーストバスターズ」が映画史に残る傑作であったのに対し、「エボリューション」のダメさは一体どうしたことだろう。たとえB級映画であっても、どこかに印象の強いシーン、好きなシーンがあるものだが、この映画にはどうにもそれが見あたらない。いや一つあった。生物の死体が転がっているところだ。わざわざかっこいいドラゴンを作っておいて、たくさん死んでいるだけ、というシュールさはこの映画らしい珍場面? なんにせよ、宇宙生物のようにつかみどころのない映画だ。

キャラへの共感  2
キャラの成長   1
宇宙生物の進化 ∞
個人的総合    3

posted by Dr.K at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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