こいつはすげえっ! 昨年出たゲームなのに、レトロの匂いがプンプンするぜ!
「無限航路」は、宇宙を舞台にしたRPG。艦隊戦に焦点が当てられており、艦船の改造や人員配置が肝となる、かなりマニアックなゲームだ。
しかし、こっちは幼少期を「銀河鉄道999」と「地球へ…」で過ごし、長じては「銀河英雄伝説」を全巻読破した身。この世界観に馴染むのに一分の隙もなかった。なつかしいSFの味に感激だ。
全体に、DSということを忘れさせる壮大なスケール感。ゲーム中のほとんどを艦船で過ごすことになるが、2画面を巧みに使い、コクピットらしさを醸し出している。
宇宙といっても、自由にさまよえるわけではなく、決まった惑星間の航路を選んで進む。ぱっと見、行き先がわずかで航路も少ないので、「宇宙といっても、DSではこんなもんか」と思ってしまった。ところが、この航路マップ、実は手前と奥にもスクロールするようになっていた。これは見事な演出。宇宙は3次元に広がってこそ壮大なのだなあ。
声の使い方もうまい。ストーリーパートはほとんどボイスなしで進むが、戦闘時のみクルーの声が飛び交うようになっている。配置換えをすると、ちゃんと戦闘時の声が変わるので、役割を色々変更してみたくなる。
まだ序盤なので、ストーリーに関するコメントは控えるが、先に進むにはだいぶかかりそう。というのは、戦い方を誤ると、ザコ相手でも全滅すること多々という、今どきのRPGには珍しい厳しい設定だからだ。さすが宇宙の海、危険がいっぱいだなあ。
続きが気になって久々に徹夜したなあ。
なんというか。燃える。