2010年09月15日

伝説の悪趣味洋ゲー〈Bad mojo〉、単なる悪趣味ゲーじゃなかった?!

 数年前、このブログで「Bad mojo」をとりあげた。96年頃、ゴキブリを主人公にした洋ゲーがあったんだよ、ひどいね! くらいのノリで書いたものだ。
 ところが、最近になって、この記事にコメントがついた。実際にプレイした方からで、大まかなストーリーも教えてくれた。内容を知るにつけ、このゲームを単なる悪趣味なキワ物として放っておくのは申し訳ない気持ちになってきたので、以下に、cybermageさんのコメントから編集、アレンジして、その概要を紹介する。
 人によってはかなりのグロ画像、かつ完全なるネタバレなので、続きを見るときはそのつもりで。

 実写のムービーでゲームは始まる。逃走する一台の車。乗っているのは主人公のロジャーである。アパートの部屋で、盗んだ大金を確かめるロジャー。

 彼は、赤ん坊のとき親に捨てられた孤児で、友達もいないまま大人になった。孤児院でシスターたちにいじめられつづけたためいつも自信がなく、社会に出ても人付き合いがうまくいかない。唯一の趣味は虫の研究。しかし、その研究論文もまったく相手にされない。まさに天涯孤独、人生の負け組だ。
 そんな男だから、金さえあれば誰も馬鹿にしないんだ、自分の孤独を金で埋められるんだと思い、魔が差してしまったのだ。

Badmojo00
 いよいよ荷造りをして逃げようというとき、母の形見であるペンダントに触れると、Bad mojo(邪悪な魔術)が発動し、ロジャーはゴキブリになってしまう

Badmojo5
 ここからがゲーム。ゴキブリになったロジャーを操作して、人間に戻る方法を探す。

Badm01
 アクションゲームのように見えるかも知れないが、そうではない。

Badmojo9
 謎解きを主体としたアドベンチャーゲームである。

Badmojo_7
 難易度はかなり高いとのこと。「MYST」シリーズなど、難解な謎解きものが流行っていた頃のゲームであるし、何より、他に例を見ないゴキブリ目線の内容なので無理もない。

 冒険を進めるうちに、ロジャーは、母が自分を産んだとき死んでしまったこと、父親が自分を捨てたくて捨てたのではないという事実を知っていくことになる。そして、知らないうちに自分に迫っていた生命の危機。

Badmojo12
 エンディングで、この魔術はロジャーの命を救うために母の愛が起こしたものであることがわかり、ロジャーは自分が誰にも愛されない、一人ぼっちの人間ではなかったことに気づかされる。

 以上がゲームの内容。
 いや〜、驚いた。見た目からは想像できない、人間性に迫る本格的なストーリーではないか。これを単なる悪趣味ゲーで済ませていたのは、浅はかだった。
 でもよく考えると、息子をゴキブリに変えるのが、〈母の愛〉の形だなんて、やっぱりとんでもなく悪趣味かも(笑)

posted by Dr.K at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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