2011年01月07日

インストール

 例年通り、年末年始バラエティ特番がつまらないので、録画してあった邦画をちまちま観ている。

 「インストール」は、綿矢りさのデビュー作を映画化したもの。不登校の女子高生(上戸彩)が、怪しい小学生(神木隆之介)にそそのかされて、エロチャットのバイトを始めるというストーリー。なんか、やらしくて際どそうでしょ? それが全然そういう雰囲気にならない。舞台が抜けるように明るくてオモチャっぽいし、上戸の演技は終始コミカルだし、全編通して2曲くらいしかないBGMがぽわんぽわん鳴り続けていて、全方位的にリアリティを排除している。
 劇中で使われるPCが、クラシックなマックで目をひき、ブラウザがネットスケープでなつかしい。サイトデザインやチャット画面の古臭さも、なんとも味がある。
 ぶっちゃけ映画としてのデキは安っぽいのだが、初々しい頃の上戸綾と、子役時代の神木隆之介を共演させ、フィルムに記録したというタイミングの奇跡に価値がある。一瞬の輝きが詰まっていると言ったら誉めすぎか(笑)

制作予算  2
神木演技力 7
上戸瞬発力 9
個人的総合 4

posted by Dr.K at 22:07| Comment(3) | TrackBack(1) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

インストール、なつかしい。梅田スカイビルまで観に行きました。
原作読んでたときは何がインストールだかわからなかったのですが
映画観て「ああ、ガキに性の目覚めをインストールしたんだな」と
妙に納得がいったのを思い出しました。奇跡の瞬間という意味で
褒めすぎじゃないですよ。素晴らしい。

監督は傑作深夜番組「文學ト云フ事」の人です。
Posted by MSM at 2011年01月13日 09:19
お久しぶりです。
そんな深夜番組、あったんですね、知りませんでした。本の売れ行きにも影響があった、とのことなので、一度観てみたかったですね。
Posted by Dr.K at 2011年01月13日 19:59
こんにちは。本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
Posted by 藍色 at 2011年05月27日 18:48
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「インストール」綿矢りさ
Excerpt: 突然、学校生活から脱落することを決めた高校生・朝子。ゴミ捨て場で知り合ったクールな小学生かずよしに誘われて、チャット風俗で一儲けすることに。押入れのコンピューターから覗いた「オトナの世界」とは?.....
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2011-05-27 18:41