2011年02月05日

「ザ・コンビニ」に時代の流れを見る

 ファミコン時代の「マリオ」をプレイしたとき、私たちはなつかしいと感じます。しかし、マリオの持つ世界観に〈古い〉とはあまり感じません。このゲームのためのおとぎ話の世界だからです。
 一方で、現実の〈今〉に取材した世界観のものは、あっという間に古びます。最新のシューティングゲーム「HOMEFRONT」は、金正日の死を伝えるニュースから始まりますが、このゲームを未来のプレイヤー達は、「あ〜、そんな将軍、昔いたわ」とか言いながらプレイすることになるのでしょう。

Theco さて、ここに「ザ・コンビニ」というソフトがあります。PS1時代のゲームですが、現在もPS3のアーカイブスで購入できます。今はなきヒューマンが開発したので、店員候補にシザーマンが紛れていたりします(笑)
 ジャンルは店舗経営シミュレーション。時代性などあまりなさそうですが、そうではありません。
 このゲーム、ある程度店舗が拡大して、もう一押し儲けたいとき、ゲーム売り場を置くことが必勝法なのです。
 コンビニの商品の中では、ゲームソフトは単価が高額で利益が大きいのです。しかも学生層には特に良く売れるようになってます。

 「ザ・コンビニ」は、今はなきデジキューブ社がゲームのコンビニ流通を始め、それが好調だった時代を再現しているわけです。確かに、FFシリーズがコンビニで売れまくっていたことを思い出します。
 また、ゲームの目標の一つに〈都庁誘致〉があります。新宿の都庁がまだ新しいと思われていた頃の感覚ですね。
 今では、DVDこそ見かけますが、ゲームがコンビニに置かれて目立つこともありませんし、コンビニで予約したり買ったりしようという感覚がほとんどありません。もともとは、ゲームショップのない地域でもゲームが買えるようにするための流通施策でしたが、ネット通販の普及で廃れてしまったんでしょうね。
 ゲームのシステムの中に、このように時代性が閉じこめられているのを見るのは、ちょっと面白いです。

posted by Dr.K at 10:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ローソンのそのシリーズをむりくりバイト先で購入をせまられたことを思い出しましたw
Posted by at 2011年02月05日 14:31
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