2011年04月17日

少年メリケンサック

 世界人類を撲殺ゥ〜! 少年メリケンサァァァァック!

 これは見物。キャスティングからしてパンクだ。
 まず宮崎あおいが素晴らしい。体を張って喜劇をやりきっている。大河ドラマ「篤姫」と並行して撮られたというのがますますすごい。
 佐藤浩市が素晴らしい。数々の二枚目を演じてきたこの名優が、頭をトゲトゲにしてベースを弾いている奇跡。
 そして田口トモロヲ。ボーカルの「ジミー」を演じて大暴れするのだが、「プロジェクトX」で渋いナレーションを担当していたのがこんな人だったとは。
 忘れちゃいけない田辺誠一。大ヒット歌手「TELYA」の怪演は必見。「アンドロメダおまえ」のインパクトは絶大だ

 カンナ(宮崎あおい)がネットで発掘したバンド「少年メリケンサック」は、実は80年代に解散しており、再結集してみると40越えた親父たちだった。まともにステージなどできやしない。そんな物語であるにも関わらず、挿入曲の完成度が異様に高いのもまた見所だ。
 もともと上手くはなかった「少年メリケンサック」。それに対して、きれいではあってもどこか空疎な今どきの曲。これらが、作中で曲を実際に聞かせることで、説得力のある対比となって感じられた。
 意外や意外。これはかなりまじめな音楽映画なのである。

キャスト  9
挿入曲  10
うさん臭さ 8
個人的総合 7

posted by Dr.K at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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