「インファマス2」で、善のエンディングを迎えた。その感想。
ジーク最高や! ヒロインなんていらんかったんや!
「スーパーマン」や「スパイダーマン」には、ヒロインがいる。世界を救うほどのヒーローでも、最後に大切なのは一人の女性。あのインディー・ジョーンズでさえ最後には結婚式を挙げたではないか。
ところが、このゲームは違った。男の熱い友情でしめたのである。相棒となるジークは、機械に強いものの一般人。サングラス、リーゼント、メタボと見た目も全くさえない。まさかこのオッサンが、シリーズ2作をかけてここまでの地位に上ろうとは、驚きだ。
しかし、よく思い出してみると、バディものというのもまた、映画では定番だった。「ラッシュアワー」とか「48時間」とか、このゲームはその系統のストーリーだったのだな。
エンディングも近くなった一時、コールとジークが互いに言葉も交わさず、ビール(?)を飲み続けるという場面があり、これがわざわざカットシーンで描写される。男同士とはそういうものであり、互いに愛の言葉を並べあうなんてのはBLの世界の妄想である。なんにせよ、作り手の思い入れが感じられるいいデモだ。
後味の良さも相当なもので、エンディングを見てこのゲームの個人的評価は一段階跳ね上がった。悪のエンディングも奇想天外で良いらしいので、時間があったらまた挑戦してみたい。