2011年11月05日

「外天楼」の評価が高すぎる

Getenrow

 石黒正数の新刊「外天楼」(げてんろう)。超絶マイナー誌に数年かけて連載したものをまとめ、これ一冊で完結。知名度は低いと思われるが、読んだ人の評価はすこぶる高い。Amazonレビューでも、全員が5点投票と破格である。

 今どきのマンガには珍しく、キャラクター性に頼らない硬派な語り。
 コミカルな短編集として始まり、後半で一転、一続きの物語として収束していく意外性。
 そのへんが読者にうけたのだろうか。

 ただ、こういう趣向は、小説の連作短編ではわりと見られるタイプのものだ。また、昭和のマンガ家、例えば手塚治虫なんかは特にこういうのを好んで描いていた。
 だから、「おお〜、久しぶりにこういうのが出たか」というのが真っ先に出た感想。面白いとは思うが、斬新とか天才的とか言われると、ちょっと経験値低すぎんじゃねぇの? とオヤジの悪態が出てしまう。

 なお、個人的には、2話のアホっぽい特撮が好き。

posted by Dr.K at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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