2011年12月04日

火の鳥〈オリジナル版〉復刻大全集「復活編・羽衣編」を思い切って購入

Phoenix

 手塚治虫生誕80周年も済んだこの年に、どえらいもんが出てくれた。
 「火の鳥〈オリジナル版〉復刻大全集」がそれである。「火の鳥」を雑誌連載時そのままの内容で復刻したもの、と説明すれば簡単だが、何しろ何度も掲載誌を変えて1954〜88まで連載されたという代物。全12巻で98700円と、値段も桁違いのファンアイテムである。

 で、とりあえず「復活編・羽衣編」のみを購入。これだけでも8400円で、普通の人には手が出せない。
 「羽衣編」は、「火の鳥」の中では異例の短編だが、単行本収録にあたってセリフが大幅に変わっており、元のストーリーが見られるこの復刻版は貴重。
 さらに、併録されている「望郷編」は、現在出版されているものとは全くストーリーが異なり、「羽衣編」から続く内容。しかも、雑誌廃刊のためわずか2回で中断した、幻の作品だ。これまで、手塚関連の本で一部が紹介されることはあったが、通して読むのは初めて。面白い。しかも、絵は現在の「望郷編」で使い回されている箇所があり、興味深い。

 これらの掲載誌の「COM」を探して、古本屋を奔走し、結局全部はそろわなかったという経験をしたのも20年くらい昔。そういう者にとって、この値段は決して高くない。

posted by Dr.K at 16:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック