2011年12月27日

珍品堂が勧める2011年のコミックベスト3

 今年のマンガまとめ。
・手塚関連で超高額復刻本、ますます活況。マンガも選ばれしブルジョアの趣味へ。
・開幕ダッシュを見せた作品が、露骨に長期連載モードに突入して失速。
・未完の作品なのに、一から出版し直して、肝心の続きがなかなか出ないのは困る。
 では、今年のランキング。

第3位 宮崎克/吉元浩二「ブラック・ジャック創作秘話」
 まさに私のためのマンガ。確かに面白いんですけど、「このマンガがすごい!」で1位になっているのはなんか違う気がします。どう見ても一般にうける内容ではないですし、〈すごい〉のは手塚治虫でしょ?

第2位 岩明均「ヒストリエ」
 第7巻では、エウメネスがついに故郷に凱旋し、連載初期の因縁に7年越しの決着をつけます。蛇が生首を丸飲みするだけの回もあったりして、完全に単行本専用のストーリー運び。この大河感は破格です。

Pip 第1位 地下沢中也「預言者ピッピ」
 掲載誌が廃刊となり、誰もがあきらめていた中、書き下ろしで出版。なぜ今さら再開したのか、と訝しみつつ読んでみると、震災のこの年の空気を見事に預言していたことに気が付きます。問題作なので、詳しくは後日レビューしたいと思います!

posted by Dr.K at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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