ついにクリア。1、2はまだRPGとして発展途上な感じがあったが、3は見事な完成度。特にストーリーに関しては、これ以降本当に進歩したのか、とゲームの歴史に疑問を投げかけたくなってくる。
写真は、現実世界に出現したギアガの大穴。
●ラーミアの旅
今まで行けなかった所を探索。まず龍の国で、光の玉を入手。
続いてギアガの大穴。番兵がいるが、お前らどうやってここまでたどり着いたんだ。
●バラモスの城
謎の多い城だ。立派な建物なのに、なぜバラモスの玉座は庭の池の地下にあるのか(笑)
バラモスに散々に痛めつけられたので、強力な回復魔法を覚えるまで育ててから再戦し、どうにか勝つ。魔王なのに第2形態ないのか…
アリアハンで王に謁見していると、真の魔王が登場。予想できる展開とは言え、これは熱い。そして、何も知らない町の人や母親からの祝福が心苦しい。
●アレフガルドへ
ギアガの大穴を通ると、そこはアレフガルド。1から通してプレイしているので、都合三度目のアレフガルドだ。昔の地形、昔のBGM。そして、「3」では、お馴染みのモンスターがナリを潜めているな、と思ったらここで出てきた。全く見事な演出だ。
●人事異動
この頃、大活躍となったのが盗賊。「鷹の目」で、近隣の探索ポイントを見つけてくれるし、「忍び足」でエンカウントが減るし、「レミラーマ」は隠された秘密を暴き出す。これでどれだけアイテム探しが捗ったか。
一方、HPの大きな敵が増え、パーティーは攻撃力不足を感じるようになってきた。そこで、ザオラルまで覚えた僧侶を、思い切って戦士に転職させることにした。
ゲームの都合とはいえ、我々だけが大穴を無視してルーラで行き来できるのは、ちょっと気が引ける。穴に落ちて仕方なくこっちで暮らしてる人々もいるのにねぇ。
●エピソード0
以降は、聞いたことがあるアイテム、聞いたことがあるエピソードが次々出てきて非常に楽しい。特に、要塞都市では、生前の詩人ガライ、「ゆきのふ」名付けの瞬間、ゴーレムの発明などのネタが。
●王者の剣
マイラの村には、ジパングから来た鍛冶屋がいる。ここで、オリハルコンを売って剣を作ってもらうのだが、売るのに非常にためらう。だって、通常の売買画面とメッセージなんだもの。何かもう少しイベント的にしてくれないと恐くて売れないわ。
●ゾーマがいない!
ついにゾーマの城へ。ここで困った。玉座の後ろに隠し通路がある、と聞いていたので調べるのだが、ない。この情報をくれたのは、「人を騙してばかりいる」囚人だったので、嘘だったのかもと思い、前とか横とか、玉座の周囲を調べてみる。ない。柱を押したりイスを押したりしてみてもダメ。レミラーマもここでは効かないみたい。うーむ。
正解は、玉座の二歩後ろだった。
●父との再会
城の地下では、回転床の仕掛けに戸惑うが、コントローラーの方を回してみっともなく通過。さらに進むと、驚いたことにオルテガが戦っていた。こっちは4人もいるんだから、見てないで助けてあげればいいのに。
●対ゾーマ戦失敗
上のイベントで勢い込んで、一気にラスボスを倒すのがストーリーの狙いだとは思うが、そこは根っからのチキン。3人の幹部を倒した後、わざわざ戻って回復する周到ぶり。だが甘かった。幹部は何度でも復活するのだった。そしてゾーマの桁違いの強さ。例によって死ぬ→生き返らせるのじり貧ループに突入し、全滅。最後までみっともない勇者ご一行である。
●最後の死闘
実力不足なので、はぐれメタルを狩って、レベルアップを狙う。賢者のドラゴラムで一網打尽にし、わりと短時間で育てることに成功。それでもだいぶ逃げられたけど(笑)
ゾーマ戦では、勇者と戦士は〈戦う〉、盗賊は「賢者の石」を使う、賢者は〈フバーハ〉と〈バイキルト〉、という手堅い布陣で粘る。この全体攻撃VS全体回復というバトルは、この時点でもう定番だったのか。それにしても、補助魔法無効化の技に「凍てつく波動」というネーミングは卓抜。
意外にも第2形態がなく、そのまま勝利。
●エンディング
地下から脱出すると、ギアガの大穴が閉じる。以降、ルーラを使っても上の世界には戻れない。心を痛めていたアリアハンの王は、そして母は、どうしているだろう。このちょっと切ない感じがいい。
スタッフロールに洞谷(ほらがい)さんの名前を発見。このプログラマーは、後にSCEに移籍し、「ICO」や「ワンダと巨像」を手がけている。「ドラクエ3」は、旧作と結びつけたという点で画期的な物語だったが、こんなところでも、昔のゲームと今のゲームとのつながりを感じることができたのは収穫。
以上をもちまして、ロト三部作プレイリポートは終了。長らくのおつきあい、ありがとうございました。
それだけ想い出深いし、やりこんだソフトだった。
楽しく読ませて頂きました。
ちなみに回転床は、一歩目から十字キー上入れっぱなしで突破できたりします…(笑)
自分がリアルタイムで徹夜しながら遊んだ頃は○学生だったなぁ…実に懐かしいです。
せっかくなんでクリア後に開放されるおまけダンジョンや鬼すごろくも是非プレイしてみてください。
あとはピラミッド最下層の「黄金の爪」未入手であればこちらも是非一度体験を。
そしておめでとうございます!
私の思い出は、
3が一番古いエピソードを語るって事を当時は全く知らなかったので、初めてアレフガルドの音楽が流れた時の嬉しさったらなかったってこと!
それとテーマ曲がタイトルで流れず寂しがっていたら、最後にそうくるかと!
あととにかく音楽が好きでMSXのBASICでPLAY文を使って全曲再生出来るプログラムを組んだのも苦労した思い出です。8分のスタッカートとかが遅くなっちゃうんですよね。ってわからないかな(笑)
物語が盛り上がっている時なのにラーミアの音楽の切ない事切ない事。
SFC版だとFF4の飛空挺のように地面が縮小するんですね。FC版はマップはそのままで暗くなったっけっかな?あの浮遊感で空を飛べるワクワクよりも、切なく感じた覚えがあります。
あとエンディング曲も伝説が始まったって雰囲気が凄く好きでした。
でもゲームは当時一回やったこっきりで相当忘れてましたね。
記事を見て25年前の記憶がフラッシュバックして非常に楽しかったです。
因にSFC版の3にはタイトルロゴや曲があったのでしょうか?FC版はテキストだけでした。
「FC版はメガロムでも容量が足りないからタイトルを削った」と、昔何かのインタビューで見てそれを信じ切ってましたが、今はテーマ曲を効果的に使うための演出だったんじゃないかと疑ってます(笑)
果たしてFC版のロム容量が本当にギリギリだったのか、足りてたのにカットしたのか?
それとも詰め込んでいくうちにタイトルがない方が良い事に途中で気がついたのか?
未だに謎です。
最後に。
ゼルダはクリアしました。
嫁は最後まで魔法テニスに気づかなかった。
本当に人それぞれなゲームでしたね。
自分冒険しているって感じがハンパ無かったです。最後までやって大満足でした。
おつかれさまでした!!
>うみのねさん
タイトルロゴは、オルテガの冒険(デモ)の後で出ましたよ。