2012年04月16日

ダメ出しをするのがとても難しい

 仕事柄、学生の作品にダメ出しをするのだが、これが実は難しい。誉める方がよっぽど楽である。
 何しろ今の学生はダメ出しを恐れる。そしてへこむ。へこむのは自然なことであるが、そのまますねて帰ってこない場合があるので困る。就職へ導くのが仕事であるはずなのに、指導すると志望者が減る始末
 何か良い方法はないものか、と思っていたらえらいものを見つけた。

「はい。みんな課題持って来ましたか?では、机の上に出して、紙の人はそのまま破り捨てなさい。立体物の人は壊してゴミ箱へ捨てなさい。」
s-style-arts blog !!:「傷つかない技術」を体験した授業

 これは強烈。やる側からすると、クビを覚悟しないととてもできない。だがこの指導は素晴らしい。そうだ、辞めることが決まったら最後にやろうか(笑)

作品を自分で破り捨てる勇気は、制作する上で大切だと思っています。しかも一度作ったものは、もう過去のものです。同じものが必要ならまた作ればいいだけ。たぶん前回作った時間よりも早く、簡単に作れます。
s-style-arts blog !!:作品を自分で破り捨てる勇気

 上の補足記事。就職活動で、他社を落ちた作品を、後生大事に持って回っている学生が多い。それでは突破口は開けまい。ダメな作品を手直しするより、新しいものを一から作った方が、結局はいい結果が得られる。作品を捨て、新しく作る思い切りはクリエイターには必要な資質だ。

「ゴミだね」を恐れて指示を待っていると、永遠にゴミしか作れない。
・価値があると信じて自分の頭で考えたモノを作る。
・そして「ゴミだね」と言われる。
・そこでイチイチ立ち止まらずに、また自分の頭で考えて作る。
この繰り返しでしか、プロフェッショナルになれない。
傷ついたことを「ゴミだね」と言った人のせいにしているうちは、決してプロフェッショナルにはなれない。

あなたの作ったものはゴミである、あるいはプロとアマの分岐点

 タイトルが気に入らないが、言っていることは正論。ダメ出しされないように、習った通り作ろうとすると伸びない。自分で考えること、周囲のせいにしないこと。学生として守られているうちはなかなか気がつかないことかもしれない。

 さて、明日からはどのようにダメ出しをしようか。 

posted by Dr.K at 06:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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