2012年05月06日

WALL・E/ウォーリー

 言わずとしれたピクサー社の名作。昨日は「子供の日」という事で、NHKがゴールデンタイムに放送という快挙。本編カットなしはもちろんのこと、CMもなく、エンドロール後のBNL社ロゴに至るまで完全放送。ブラボー。

 子供だけに見せるなんてもったいない。「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」と違って、デザイン全般がかなりアート寄りだ。
 まず、ウォーリーをはじめとするロボットたち。一見、機能性そのままの無機的な姿は、感情移入などとてもできそうにないと感じる。しかし、ひとたびこれが動き出すと、なんともかわいらしく、演技力抜群。イヴなんかは、演技できる最小単位で作られたロボット、と考えるとデザイン的にもすごい。
 中盤以降のSF展開は、昔の映画のオマージュがふんだんに盛り込まれていて、見た目もなつかしい。人類が総メタボで、故郷を失っているのになんの危機感もない、という点は新しい。
 そしてエンディング。本編は3DCGだったのに、地球の復興を絵画史をたどって表現してみせるのが素晴らしくアーティスティックだ。ドット絵もまた絵画の歴史に入っている、ということだろうか。
 無理矢理苦言を書くとすれば、ウォーリーの相棒のゴキブリくらい。動きがリアルで寒気がするのはともかく、あの効果音はヤバイ。絶対完全につぶれてるって。

 最後に、印象に残った言葉。
外来の汚染物質
あの掃除ロボ、欲しいわ〜。  

映像美    10
エンディング 10
ゴキブリ    2
個人的総合  8

他の方の注目すべき「WALL・E」評
ファミっ子大酒豪:GONさんは最近映画評をやってくれなくて寂しい
エィガ一刀両断:エガちゃんは、人間じゃなくても再現度すげえな

posted by Dr.K at 15:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
ウォーリーのBS,地上波放送はとても良かったですね。
もう全く同じ感想です。
確かに映画館を出た直後すぐにイヴのおもちゃを買おうと思ったぐらいです。
だけども並べられている動かないイヴは全くかわいくなくて、買うのをやめてしまいました。
逆にそれほど映画では動きと音で魅力的にみせてるんだなぁと。
あと私も唯一この作品の苦手なところはゴキブリ君でした。

リンク先の「エィガ一刀両断」は初めて見ました。
とりあえずウォーリーとおくりびとのレビューを見ました。
・・・エガちゃんって天才ですね。
レビューだけで笑って泣けました。
ウォーリーレビューの後半はたぶんネタでけなしてるんでしょう。
ではでは、たまに覗きにきているとおりすがりでした。
Posted by ぬむ at 2012年05月13日 21:06
いらっしゃいませ。
「エィガ一刀両断」は、ストーリー再現が面白いだけでなく、その短評も的確で感心します。「おくりびと」の回は未見なので、また見ておきます。
Posted by Dr.K at 2012年05月13日 22:45
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