2012年05月22日

「DATURA」の謎を解け

 プレイステーションネットワークから、「風ノ旅ビト」を買った人に送信しています、という断り書きのついたメールが届き、このソフトをお勧めされた。

 「DATURA」である。
Datura
 テメエみたいな物好きにはこのゲームがお似合いだ、と言わんばかりの小癪なメールであるが、事実その通りであり、さっそくダウンロードしてプレイした。
 霧の森のビジュアルばかりが印象に残り、謎だらけのプロモーションだったが、プレイを終えた今、その謎は何一つ解消されなかったと断言できる。よって、何らかの解決を期待するプレイヤーには、このゲームは全くお勧めできない。
 ゲームジャンルに関して、背景の雰囲気から、「MYST」を連想した人が多いようだが、あのようなハイセンスで難解な謎解きゲームではない。むしろ類似しているのは、超マイナーゲームの「Hungry Ghost」。主観視点で手をあれこれ動かす操作も似ているし、プレイ結果で人間性を診断するっぽい作りもどこか似ている。
 PlaystationMoveを使うと、操作性の悪さが加速するらしい。しかし、結末近くの演出一つのためだけに、Moveの使用を強く勧める。

 以下は、エンディングを含むストーリーの考察。盛大にネタバレするので注意されたし。

【救急車】
 オープニングは、救急車の中から始まる。計測機器をはずそうとして鎮静剤(?)を打たれたように見える。

【霧の森】
 以下、本編はこの場所から様々な断片的エピソードを行き来することになる。臨死体験、という感じの風景なのだろうか。

【断片】
 この部分を、主人公の過去の経験ととらえるかどうかは判断の分かれるところ。危機的な場面が多いことから、私は強迫観念や妄想ととらえた。
 CG的にはもう一歩という感じの本作だが、この断片エピソード部分の見せ方はなかなか良く、特にプールの子供と、木登りの子供の部分は、一人称の没入感もあって秀逸である。

【病院】
 病院では、これまでのエピソードで登場した人物を見かける。この部分は、ここまでのゲームの結果によって変化するらしい。明らかにおかしい景色なのだが、主人公のフィルタを通すと、このように見えるということらしい。主人公は精神病患者なのだろうか。そして、見知っている他の患者を、妄想の中に出演させていたのだろうか。

【鏡】
 最後に主人公の正体が分かるという仕組み。通常コントローラーだと全く意味がない。ここはぜひMoveで。

 かつては数多くあった、謎解きアドベンチャーと、こんな形で再会するとは思わなかった。90分ほどで終わるので短いが、長く難しくなったらこれはクソゲーだろう。適度に楽しめたように思う。

posted by Dr.K at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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