2012年05月27日

文化の壁がそびえ立つ 「L.A.NOIRE」その1

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 今までプレイしそびれていた、「L.A.ノワール」を最近始めた。ロックスターゲームズの超大作なのだが、発売後は賛否が分かれている。遊んでみてその理由が分かった。

 ロックスターのゲームはアメリカ文化の匂いが濃い。「GTA」もそうだし、「Red dead redemption」もそうだ。しかし、「GTA」では、世界観はともかく、ゲームとして命じられるミッションは奪えだの殺せだのと非常にシンプルで、遊ぶ上での壁はほとんどなかった。また、「Red dead redemption」は、西部劇の基礎知識があれば容易に移入できた。
 ところが、「L.A.ノワール」はそう簡単ではない。まず、第2次世界大戦直後のアメリカ、という時代設定。敗戦国として日本がどうだったかということには非常に注目される時代である反面、アメリカがどうだったか、という知識にほとんど触れてこなかった自分に気付く。その上、内容が刑事物と来ているので、事件の動機や証言にもアメリカの事情が色濃い。人種差別や、信教の違いなど、普段考えたことのないものがクローズアップされてくる。
 そのような異文化体験を、面白い、本格的だ、と思って向き合える人には、本作はオリジナリティ溢れる名作となりうる。しかし、そうでないただのゲーマーには、実感しにくいストーリー、わかりにくいヒントの、つまらないゲームになってしまうだろう。
 私も、尋問をはずしまくって苦労しているが、他では得難い内容のゲームなので、ぜひ結末まで見届けたく思う。

posted by Dr.K at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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