アイドル育成が面白すぎ。第三部は後半から秋山が加わるのだが、オッサンとかヤクザとか邪魔なんでしばらく引っ込んでて、って感じ。絶賛本末転倒中。
さて、遥はステージやダンスバトルの他、アイドルタレントとして様々な仕事をしなければならない。この多様な仕事がいちいちゲームになっていて秀逸なので、以下に紹介する。
●雑誌インタビュー
選択肢でインタビュアーの質問に答えていく。さりげなく時間制限があるので要注意。
オーディション雑誌やTV雑誌はともかくとして、「好色紳士」「少女奈落」なんていう名前だけでヤバそうな(笑)所からも取材がある。インタビュアーもいちいち個性的。
●疾走少女
アイドルをただ走らせるだけというどうしようもない深夜番組。ナレーションが妙に冷静でおかしい。「全力坂」のパロディらしいけど再現度どう?
●絶対に負けられない戦い
他のアイドルと対決するバラエティ番組。ゲーム的には、いつものミニゲームで戦うだけだが、ライバルの性格が色々で面白い。エアホッケー対決の相手に「友達になって」と言われ、嫌そうな顔をする遥が最高。
●クイズ番組
クイズ自体は、ゲームを丁寧にプレイしていればほとんど正解できるレベルのもの。番組開始前の司会とのやりとりが妙にリアル。
●笑顔でええやん
もうオープニングミュージックだけで吹く。「いいとも」をパクった番組だが、長年やってますと言わんばかりの風格がある。観客の声はセガ社員だろうか?
●バーチャルゲームトレーニング
各主人公に、仮想バトルゲームをさせるマッドサイエンティストの南田も、遥が相手だと輪をかけておかしい。「ワシと契約して魔法少女的なアレになってくれ!」
●お笑いに挑戦
サブストーリーの一つで、漫才のオーディションに挑戦する。フルボイスでネタも3本あるとか気合い入りすぎ。一番苦労したミニゲームなので、攻略のコツをメモしておく。実はスピードが最も重要なので、相方のセリフの後、間髪入れずボタンを押すべし。少々選択を間違っても気にしないこと。
●握手会
かつて、握手会がゲームになる日が来るとは、誰が想像したであろうか。□ボタンをホールドして掴み、相手が話しかけてきたら選択肢で返事する。それだけではゲーム性が乏しいが、
画面右を見ていただきたい。この屈強の男こそが〈剥がし〉。握手の長すぎる客をひっぺがす係員で、実際の握手会でも存在するのだとか。よく取材したなぁ!
こうして、剥がしが来るぎりぎりまで握手して満足度を最大にする、という白熱のミニゲームが完成した。
セガ得意の悪ふざけが炸裂。これでは本業の歌やダンスがおろそかになってしまう。事実、せっかく獲得したダンスの名トレーナーもすっかり放置されている有様。いやそれ以前にヤクザの話はどうした。