買ってからたっぷり2ヶ月かかってエンディングへ到達。所要時間約100時間。
(以下に結末を含むネタバレがあるので注意!)
●ラスボスへの道のり
遥のコンサートという大舞台が作られているのに、4人のメンバーが散ってしまうのでカタルシスに乏しい。「4」のときに、全員が集合して戦うというのをやってしまったので、変えたかったのだろうか。
個人的には、コンサート会場で大乱闘、くらいのことをやってほしかったんだけどね。それなら、コンサートの中断に文句を言うプレイヤーも出ないし。
●ラスボス
桐生「なんでお前がここにいるんだ」
ラスボス「私にもよくわからないんですよ」
お前ら、俺が言いたいことを先に言うな。この場で動機を明かされても、伏線がないとねえ。ゲームなんだから、別に意外な人が最後にこなくてもいいんじゃないか。とにかく憎い奴を出しておいて、最後にプレイヤーの手で殴り飛ばせばいいんだから。
フォローしておくと、ラスボスとのバトル演出は歴代最高の出来。
●エンディング
雰囲気はいいが、今までとはずいぶん違うエンディングだった。
これまでの「龍が如く」シリーズは、丁寧すぎるくらい説明しきった結末で、続編を作っても作らなくてもOKという感じのものだった。ところが今回は、「続きがないと困る」と思わせる終わり方になっている。
そこで、続きを予測してみる。
・桐生死亡
桐生はあの後死んでしまった、として始める。実は生きていた、という展開にすると熱いが、「バイオハザード5」がジルで似たようなことをやっているので注意。
・桐生引退
重傷のため、脇役として引っ込む。大吾あたりがプレイヤーに昇格する。個人的には、渡瀬を使いたい(笑)
・桐生復活
あのエンディングだと、マスコミが黙っていそうにないので、日本の町で身を隠して生きるのはかなり困難ではないか。思い切って外国からスタートするか。
いずれにせよ、次作は主人公激変の予感。
●プレミアムアドベンチャー 恒例のクリア後モード。アナザードラマやサブストーリーはほとんど消化しているのだが、なんと、〈遥のおねだり〉が復活している。この歳でまだ甘えてくるとは、なんという親父殺し。カラオケに行ったが、肝心の遥の歌では規定の点を超えられず、自分の歌の方で最高点を出すちぐはぐっぷり。
そして、完全に忘れていたのがビクトリーロード。地方戦をクリアしていたのに、決勝戦に出ていなかった。雷電と名乗る、「バキ」に出てきそうな奴に因縁をつけられたのにほったらかしだった。地下闘技場の連中は、ヘタすると本編のボスキャラ達より貫禄があるから困る。