2013年04月02日

毎日かあさん

 うむむ。決していい加減な作りではないのだが、西原理恵子のファンとしてはなかなかつらい映画だ。
 西原が波瀾の人生を送ってきていることは、マンガの読者なら周知の事実。そのきつい出来事が、投げやりな(笑)絵によってギャグに転化し、受け入れやすくなるというのが西原マンガの妙味である。ところが、映画だとそれが実写になってしまうわけで、無闇にリアルで重い感じになってしまう。
 その上、原作に忠実であるため、本来なら驚きをもって迎えられなければならないエピソードも、ファンならすでに知っているので新鮮味に乏しい。
 死期を迎える前後で別人のようになる永瀬や、マンガからそのまま飛び出してきたかのような子役など、役者の熱演は評価できる。また、所々で挿入されるアニメも大変良い。
 原作のストーリーを全く知らない観客なら、かなり評価できたのではないか。だがそんな人がわざわざ観に行く映画だろうか。大いに矛盾している。

ほのぼの度 1
人生過酷度 8
西原美化度 7
個人的総合 4

posted by Dr.K at 06:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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