「ドラゴンズクラウン」を買ったが、やっぱりすごい。ゲーム業界のロストテクノロジーの塊、あるいは失われた古代の秘術である。
たまたまそういうタイミングだったのか、最近、ゲーム業界に息づく職人芸の話題がいくつか聞こえてきたのでメモしておく。
ZONE OF THE ENDERS HD EDITION -はいだらクオリティへの道-
作秋発売した「Z.O.E HD」。海外の開発会社によるHD移植がイマイチで、全国のアヌビスファンを失望させた。そこで、先日発売のベスト盤では、異例の動作改善パッチが適用された。
パッチというと、一般的にはちょっと直しました、というイメージだが、恐ろしいことに、描画エンジンから作り直されている。これを担当したのが大阪の技術者集団、ヘキサドライブ。今回の事件で大いに名前を売ったこととは思うが、今後の仕事が移植ばかりにならないか心配である。
移植と言えば、M2のインタビューははずせない。セガのゲームを3DSの立体視に対応させた復刻で、1本800円というやっすい仕事だが、毎回のように信じられないこだわりで度肝を抜いてくれる。
ダウンロードタイトルなのでほとんど情報がないが、このシリーズ、いったいどれくらい売れているのだろうか。
最新技術を派手にうたった新タイトルもいいが、たまにはこのような職人技に感嘆しつつゲームを味わうのも悪くない。


最近は海外の大作ゲームの作り込みがすごいと評判ですが、こういった細部を突き詰められる技術と探究心、そして拘りは、日本の方が技術と想い、両面で高いのかなあと思いました。
この技術集団の方々が生き生きと開発する、
国産の新作をいつか遊んでみたいですね。