申し訳ありません。取り乱しました。毎度おなじみモパゲーの「アイドルマスター」ですが、こつこつ集めたアイドルのおかげか、最近のイベントでは完走報酬のSレアカードまでたどり着くことが多くなってきました。無課金でよくぞここまで来たものです。
さて、Sレア柳瀬が配布された(笑)「水着DEドリームLIVEフェスティバル」は、先週終了したイベントですが、この仕組みがなかなか興味深い。
このゲームのイベントには何かしらランキングがあり、報酬を目指してユーザーを競争させます。ところが、「ドリームLIVEフェスティバル」と名付けられたイベントでは、その競争がチーム対抗戦になっており、さらに特徴的なことに、チームはその時限りものが勝手に結成されるようになっているのです。
このゲームにはもともと、プロダクションという、ユーザー同士がチームを組む機能が用意されているのに、それを使わないのです。なぜでしょうか。
「アイドルマスター シンデレラガールズ」は、現在350万人以上の登録ユーザーがいるとのことですが、何しろ2011年11月にサービス開始した古いゲームです。今はプレイしていない、という離脱ユーザーが相当数を占めると予想されます。
例えば、私の所属するプロダクションは、メンバーに対して特に指示がないゆるやかなグループですが、現在もプレイしているのは数名のみで、多くのメンバーが名前だけ残っている離脱ユーザーです。
一方で、日々上位を目指す強豪プロダクションでは、活躍しないメンバーは解雇されるなど、厳しい競争が繰り広げられていることでしょう。
このように、プロダクションには、長く続くゲームならではの圧倒的な格差があり、チーム対抗戦をしても盛り上がらない。
「ドリームLIVEフェスティバル」は、ランダムなチームなので勝敗の行方がわからず、初心者でもチームの力で勝つ可能性が生まれ、ゲームを活性化させているのです。
さらに、「カムバックチャット」 にも驚きました。これは、離脱ユーザーに復帰を呼びかける機能。ソーシャルゲームでは、招待メールを送るという機能は一般的でしたが、復帰を呼びかけるメールを自動化したという例はあまり知りません。このゲームでは、新規を呼び込むのと同じか、それ以上に離脱ユーザーがマーケットとして重視されていることがわかります。
ソーシャルゲームのサービスが長期化した時、どのような運営施策が必要か、よく考えられておりさすがだな、と思います。で、次のSレアは何をくれるんですか。