2013年10月26日

未来のゲームが目を覚ます 「BEYOND:Two Souls」その2

Bts02 よくぞこんなゲームを完成させた。なんというかもう圧巻である。

 何が起こるか予測不能。章が変わるたびに全く別の環境へ放り出され、新しいゲームを与えられたかのようにわくわくする。私はそのように楽しむことができたが、どうやらそうでない人も多かったらしい。普通のゲームのつもりで買えば、そうなるのも無理はない。
 ゲームのプレイヤーは、あらかじめ一定の体験を想定してゲームを買うことが多い。「モンスターハンター」でモンスターを狩らずにゲームが続いたり、「逆転裁判」で裁判をしない話があったりしたら、プレイヤーが失望しても当然だ。
 だが、「BEYOND」は、それに近いことを平然とやる。体験版をやったプレイヤーでさえ、本編の多彩さには驚くだろう。しかし、決して奇をてらった内容とは言えない。これは、映画でいうと、「フォレスト・ガンプ」や「ベンジャミン・バトン」と同じジャンルだ。つまり、一つの事件を扱うのではなく、ある人物の半生を描いた物語なのだ。
 物語としてはある種の王道。だが、人生の長い時間を扱うので、映画で作る場合、子役を用意したり、特殊メイクを施したりと、何かと手がかかるジャンルだ。だが、CGならば年齢も変幻自在。時の経過を違和感なく見せることができる。なるほど、いいアイデアだ。

 とはいうものの、それを実現する手間は想像を絶する。
 大作と呼ばれるゲームは他にいくつもある。例えば、「GTA」の街は広くて緻密だが、その範囲内でゲームのほとんどが完結するように出来ている。「アンチャーテッド」は冒険物語だが、舞台が移っても主人公や敵はそれほど変化しない。
 ところが、「BEYOND」ときたらどうか。舞台は世界中に散らばり、主人公は年齢、環境に応じて姿が変わる。章が変わると何一つ使いまわせないCGを、これだけの種類用意したゲームなど、他には見た事が無い。
 プレイ時間は短くとも、これは紛れもない超大作だ。

posted by Dr.K at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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