2013年11月29日

起死回生の大逆転 「逆転裁判5」その2

 本編をクリアしたので雑感。

●アッチョンブリケ

Gyakuten52 心音のこの表情、まごうことなきピノコのアッチョンブリケである。そういえば、敵役の夕神検事も、白黒の髪で何やらブラック・ジャックを連想させるキャラだ。作り手の誰かが熱烈な手塚ファンだったのだろうか。

●大作化
 「逆転裁判」は、もともとは少人数、低予算で、しかし丁寧に作られていたシリーズだった。
 ところが、「5」ときたらどうだ。アニメ会社が作ったムービーが流れ、3Dになったキャラは過去作と違和感がないレベルで作りこまれ、本編クリア後にダウンロードコンテンツが用意されるなど、大作化著しい。とても気軽に作れる雰囲気ではない。

●過去の清算と将来の計算
 物語中でキーワードとなっていたのが、「法の暗黒時代」。
 成歩堂が弁護士を辞めさせられた事件と、夕神検事が罪に問われた事件。二つの事件をもってこの暗黒時代が始まったと説明する。本作の中でケリがつけられる夕神の方はともかく、成歩堂の方は、もともと「4」で王泥喜に主人公を譲るための設定だったはず。
 「5」の結末は、「法の暗黒時代」の終結を宣言し、新しい時代への希望をうかがわせて終わるが、その陰では、不評だった「4」のストーリーをきれいに清算しているのだ。なるほど、暗黒時代ならば、不本意な展開でも仕方がない。
 最後の事件では、真犯人が判明するものの、さらなる巨悪の存在を匂わせて終わる。これは言うまでもなく続編への布石だろう。過去は清算したので、次回作こそ自由に新しいものが作れるはず。呪縛を解かれた新作が、どのようになるのかぜひ見たいものである。

posted by Dr.K at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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