2014年01月18日

劇場版SPEC 結 爻ノ篇

 これはダメ。

 「俺が好きだったSPECと違う!」という観客の身勝手な思い込みを無視したとしても、作り手がやろうとしたことさえ出来ていない。
 人知れず超能力者が起こしていた事件を一つ一つ追っていたドラマ版。それが、劇場版になってから話が大きくなり、本作ではついに世界の滅亡が訪れる。
 映画にするので、大スクリーンにふさわしい大げさな映像を作りたい。わかる。CGを駆使して迫力ある映像を作ろう。これもわかる。だが、その割にスケール感が全く感じられない。どういうことだ。
 原因は、狭いセット。ビルの屋上をセットとして作り、外周をグリーンバックにしてそこから見える景色をCGで作ってある。背景こそ変幻自在だが、人物がセット内に立ったままで物語のほとんどが進行するため、舞台劇のような窮屈さがある。過去のスペックホルダーたちが集合する場面があるのだが、もともとコスプレのごとき姿のキャラ達なので、ますます舞台コントの雰囲気が強くなる。しかも並んだだけで何もしないなんて!
 やはり、いかなる超能力があろうとも、アクションか知性か、どちらかがないと映像は魅力的にならない。その点でも「SPEC」の立ち位置はいささか中途半端だった。

 それにしても、たった一秒のカメオ出演で鮮烈な印象を残す堀北真希の美人度は異常。

吉川役立たず度 10
グロ不必要度  8
意味不明度   7
個人的総合 5

posted by Dr.K at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック