いつになく買いにくい表紙にとまどいながら購入。帯のコピーもわけがわかりません。
箱根の温泉街へたどりついた英雄たち一行。表紙の通り、中休みとなるエピソードかと思いきや、ZQN(本作におけるゾンビのような敵)が大挙して襲来。場所に似合わぬ大バトルが繰り広げられます。
英雄は銃を頼りに、ZQNの集団にたった一人立ち向かいますが、そこへ見たこともない化け物が出現。あっさり丸呑みされてしまいます。その決定的な瞬間の、英雄のセリフがすごい。
「はぁ…」
「ぎゃあ」と悲鳴を上げるでもなく、「このヤロー」と気合を入れるでもなく、気の抜けたようなため息です。実際、人がやられるときはこんなもんなのではないでしょうか。なんだか妙にリアリティが伝わって、感心してしまいました。