2014年04月29日

クレイジークライマー狂想曲 その1

 この春、PS4で「アーケードアーカイブス」が始動する。ハムスター社と日本一ソフトウェアがタッグを組み、クラシックなゲームを復刻していくらしい。その中に、「クレイジークライマー」がラインアップされていると知り、居ても立ってもいられず、これを記す。

Crazy 「クレイジークライマー」は、1980年にニチブツがリリースしたアーケードゲーム。ビル登りという他に類を見ない題材、2本のスティックを左手右手に見立てて行う操作など、独創性にあふれたゲームだ。
 このゲームに遭遇した私は、あまりに美しいグラフィック、壮大なスケールの舞台、緻密なゲーム性に圧倒され、すっかり虜になった。近所の商店の軒先に一台だけ置かれたこのゲーム機に、何時間もはりついて人のプレイを眺め続けたものだ。
 え、こんな程度のゲームで? と今の人なら言うだろう。だが、当時の他のゲームと比べてほしい。
 「スペースインベーダー」から発展した「ギャラクシアン」などのシューティングゲームは、背景が宇宙で真っ黒だった。このゲームのビルの美しさ、青空の鮮やかさは、強烈なインパクトがあったのだ。
 そして、「パックマン」など、固定画面のゲームが多かった中で、延々とスクロールするビルを登っていくこのゲームは、破格のスケールがあったのだ。ちょうど東京でサンシャイン60が完成し、高層ビルが話題になっていた時期。対する「クレイジークライマー」のビルは130階もある! すごい!
 「ドンキーコング」のプレイヤーであるマリオの歩きには、数パターンしか動画がない。ところが、左手右手が別々に操作される「クレイジークライマー」には多彩なポーズが発生し、それを利用した登り方、耐え方のテクニックが多数存在した。ただ登るだけなのになんという緻密さか。

 今では、ゲームの黎明期に出現したキワモノ、という扱いを受けることが多いゲームだが、子どもの頃の私にとっては、迷うことなく最高のゲームだったと断言できる。

posted by Dr.K at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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