2014年04月30日

クレイジークライマー狂想曲 その2

 「クレイジークライマー」をプレイしたい!
 しかしこの頃、小学生のお小遣いは学年×100円くらいが相場。50円の台でも10回くらいしかプレイできない。しかもアーケードゲームは、いつ撤去されるかわからない。
 ああ、ゲームが家にあって何度でもプレイできたなら! 家庭用ゲーム機が普及していない時代、子供たちの願いは切実だった。

Crazy80●PC-8001版「クレイジークライマー」
 公式の移植ではない。マイコン誌「I/O」が、読者投稿プログラムを販売したものだ。CDはおろか、フロッピーディスクすらまだ普及していない時代、ソフトはカセットテープに記録されて売られていた。
 ゲーム向きの性能がない機種なので、さすがに見た目は落ちるが、クライマーの挙動などはかなり忠実に出来ており、意外に遊べる。
 しかし、PC-8001を一式そろえようと思ったら20万円以上になる。父親のPCを貸してもらえるような、運のいい子供だけがこれに巡り合えた。

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●バンダイ「クレイジークライミング」
 任天堂のゲーム&ウォッチはすでに出ていたが、当時の液晶画面では単純なゲームしかできなかった。工夫を凝らしてアーケードゲームを再現していたのが、各社のLSIゲーム機だ。
 「クレイジークライミング」はその中でも最高傑作と言えるもので、小さいながらも2本のスティックが本物感を出しており、ビルの絵が描かれたクールな筐体も素晴らしい。
 ゲームも良くできているのだが、スティックを高速で動かすことで、瞬時に登れたという記憶がある。
 8000円超という価格は、子供にとっては高嶺の花であり、私は買ってもらえなかった。現在もプレミアがついて20000円の値が付いたりしており、入手困難は変わらない(笑)

●バンダイ「立体クレイジークライマー」

Crazybo

 ついに買ってもらえたクレイジークライマーがこれ(笑)
 ゲーム機が高すぎるのなら、ボードゲームにしてしまえ。この頃、ビデオゲームを題材にしたボードゲームがいくつか販売された。クレイジークライマーが好きすぎて双六風ゲームを自作してしまうような私にとっては、神の啓示のごとき作品であった。
 そびえ立つビル型ゲーム盤がまずすごい。カードに移動方法が書かれている戦略性のあるゲームで、落下物、ゴリラ、ヘリといった要素も巧みに採りいれられている。誰が遊びに来てもそれなりに楽しめるため、我が家では長く稼働し、いまだに押し入れに置いてある。

 現在も、ゲームを題材にして、カードやおもちゃが売られるが、それらはあくまでゲームの世界を拡げるグッズ。この頃の商品は、ゲームそのものが欲しくて叶わなかった子供たちのために、代替品として売られていた。そんな市場が成り立つくらい、子供はゲームに飢えていたのだ。

posted by Dr.K at 06:13| Comment(3) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
シュガーラッシュを思い出すゲーム画面ですねぇ〜
Posted by 太い子 at 2014年04月30日 10:09
うおおおお立体クレイジークライマー滅茶苦茶カッコイイ! つかゲーム飽食時代の今でもコレは欲しいです(笑)! なんだか、昔、雑誌の付録に付いてたスーパーマリオの1-1ペーパージオラマを大切にしてたことを思い出しました…。
Posted by GON at 2014年05月01日 13:45
好評のようなので、今度もう少し詳しく書いてみますかね。
Posted by Dr.K at 2014年05月04日 16:18
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