2014年05月10日

「銃夢 LastOrder」19巻

 連載開始から24年、「LastOrder」になってからでも14年、ついに最終巻の刊行である。

 Gunmu19舞台劇にはカーテンコールという慣習がある。出演者が勢ぞろいし、観客に挨拶をする。途中で退場してしまう役柄でも、このときばかりは顔を見せる。

 18〜19巻は、壮大なカーテンコールだった。物語は、ガリィの足跡を追う形で、なつかしい舞台、なつかしい登場人物を再登場させていく。あらすじのようなスピードで進んでいき、驚くべきことに無印「銃夢」とほぼ同じ内容に、物語は帰結する。
 この間、主人公のはずのガリィが一切登場しない。彼女は、なつかしい顔と再会することなく、新しい舞台へと降り立った。

 連載打ち切り、出版社の変更など、ガリィさながらに数々の試練を乗り越えてきたこの作品。「火星編」が予定通り始まって終われるのかは神のみぞ知るが、果たして連載できる場所があるのだろうか。

posted by Dr.K at 16:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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