2014年06月03日

カプコンはなぜ企画屋を交代させるか

元記事:三上真司さんのホラーゲー『サイコブレイク』はお蔵入りになった「幻覚バイオ」に似てる?プラチナ神谷英樹さんがバイオとDMCの開発経緯などいろいろ語る

 新作ホラーゲーム「サイコブレイク」についての、神谷英樹のツイートが話題になっています。「バイオハザード」シリーズの紆余曲折を語っており、ファンには興味深い内容ですね。しかし、さすがは「はちま起稿」というべきか、コメントは大変きな臭いことになっています。

ちなみに、その頃の会社のエラい人は「三上ばっかりバイオで成功してるから会社全体で平等にするために三上からバイオを引き離す」的なことを言っていて、俺は強烈な違和感を覚えながらも、そのバイオ3は三上さんとは別の管轄で走り出して…

 特に上記のツイートが物議を醸しており、「カプコン上層部はクソ」の大合唱が起こっています。
 振り返ってみると、カプコンのゲームは、続編が作られるときに、企画者が交代することが非常に多いです。なぜでしょうか。
 常識的には、同じスタッフが継続してシリーズに関わった方が、作風もブレず、作り慣れている分だけ内容を進化させることも容易。いいことづくめです。そう、プレイヤーにとっては。
 ですが、会社の立場になって見るとどうでしょうか。決まったスタッフがシリーズを作り続けると、ノウハウが社内に広がりません。また、そのチームのスタッフは、他のゲームを作るノウハウを学べません。変化に対応して生き残らなければならない会社にとって、このような状況はリスクが大きすぎます。
 また、企画屋にとって、最も難しい仕事は、新規ゲームをヒットさせることです。シリーズの一作目を作った企画屋は、その力がある優れた人物。そこで、その人を続編に縛り付けるのではなく、全く別のゲームにチャレンジさせる。一方、続編は部下に任せる、というような人員配置が行われるわけです。
 私たちは、有名クリエイターの活躍に目を奪われがちですが、会社は、スタッフの総力を最大にするべく動いており、「上層部はクソ」の一言で済むような単純なものではありません。

posted by Dr.K at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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