2014年06月30日

続編もやっぱり奇ゲー 「アサシンクリード2」その2

 イタリア暗殺紀行、超楽しい。
 まず、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめとする、歴史上の人物と絡みながら進んでいくストーリーが面白い。次に、ゲームの面できちんと進化しているのが楽しい。背後から、空中から、藁の中から多様な暗殺技が使えるし、人ごみに紛れるシステムには、「その見せ方があったか!」と感心した。ステージも多様で、アサシンの印章集めでは、いきなり「プリンス・オブ・ペルシャ」(これもUbiのゲームだったな)のようなアスレチックゲームに変貌し、プレイヤーを飽きさせない。
 暗殺ゲームがこんなに面白く楽しくていいのだろうか。
 いや、だめだ。

 実はこのゲーム、現代編がヤバい。
 たびたびデズモンドに戻って、テンポの悪かった前作を反省したのか、今回はアニムスに入ったらほとんどそのまま。エツィオのストーリーに集中した作りだ。では、現代編はあまり掘り下げないのか、と思っていたら…

 「隠された真実」に慄然とした。
 ゲーム中、いくつかの建物で、謎のシンボルを発見する。アニムスのオペレーターによると、これは、デズモンドの前にアニムスに入っていた「被検体16号」が残したメッセージなのだという。それを解析すると、アサシン、テンプル教団、エデンの果実などをめぐる真実が明らかになる。

Ac22

 先ほど解析と言ったが、解析の手順はパズル仕立てのゲームとなっている。名画や写真で作られた謎解きは不気味の一言。著作権とか大丈夫なのか、これ。人類の歴史のあらゆる転換点には、エデンの果実をめぐる陰謀が潜んでいるのだ、とオカルト方面へ大爆走している。本編と違って、世界史の知識がないとこの不気味さは感じ取れない。ニコラ・テスラとか久々に聞いたわ。
 そして、すべてのシンボルを見つけると、「失楽園」の真相を伝えるムービーが完成する。

 バチカンでの戦いに勝ったエツィオは、ついに神と遭遇する。ミネルヴァは、自分は神ではなく「古き者」だという。ミネルヴァは、時を越えてデズモンドに話しかける。わけが分からないまま現代に戻り、スタッフロールを流しながら、研究所からの脱出をプレイして終わる。しかも、ブラックアウトしてスタッフロールだけが流れ続ける中で、「地球が危ない」とか何とか話し続けている。
 取集要素の続きをプレイできるように、エンディングが済むとエツィオの部屋に戻るのだが、混迷の結末にしばし呆然としてしまった。今後何十本続編を作っても、収拾がつくとは思えない。続編もやっぱり奇ゲー、というほかはない。

posted by Dr.K at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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