2014年07月23日

ドラマ「アオイホノオ」の再現度が無暗に高え

 「アオイホノオ」は、テレビ東京で放映中の深夜ドラマ。島本和彦による自伝的(?)マンガを原作としている。関西では、先日ようやく第一話が放送となったので観たが、期待以上のデキで恐れ入った。

 まず、キャスティングが素晴らしい。主人公、焔モユル役が柳楽優弥と聞き、あまりイメージが合わないな、と思っていたのだが、マンガそのままの暑苦しいアホを演じていてお見事。ヒロインのとんこが山本美月で、これまたイメージと違うな、と思っていたのだが、あの心のこもらないゆる〜い感じ、完璧である。庵野ヒデアキ役の安田顕、いくらなんでも大学生は無理だろ、と思っていたら、庵野なので何の問題もなかった。今後の新キャラにも期待が増すばかりである。
 次に、背景が素晴らしい。マンガでは「大作家芸術大学」とごまかされていたロケーションは大阪芸術大学になってリアリティを増し、焔の下宿は古いマンガをかき集めて当時の本棚を極力再現してある。
 とどめに、学生作品が素晴らしい。パラパラマンガや映像作品で、庵野の天才ぶりに打ちのめされる焔。原作では、そのすごさを強引に静止画で説明しており、それはそれで面白かったのだが、今回はドラマ、動くものがそのまま見られる! 庵野版ウルトラマンを、わざわざドラマのキャストで再現してあるこだわりも実にナイス。

 DAICONアニメの実物がそのまま使われたり、オープニングが金田パロディだったりと、マニアックさも原作通りだが、一方で、クリエイター志望の若者にありがちな言動を追った、時代を問わない普遍性も備えたドラマなので、エヴァンゲリオンを幼いころに観た、というような若造にも楽しめる可能性が充分あるので、一度試してみてほしい。

posted by Dr.K at 22:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 2014の注目記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「アオイホノオ」いいですね。
声を出して笑いました。

おっしゃるとおり期待以上の実写化ですね。
80〜90年代の再現度も素晴らしい。
ボクも同世代に絶賛オススメ中です。

柳楽優弥のセリフが少し聞き取りにくいのが難点ですが、
字幕オンにして楽しみました。
Posted by ぬむ at 2014年07月27日 10:52
いらっしゃいませ。いや〜、続きが楽しみです。
Posted by Dr.K at 2014年07月27日 19:45
すいません、セリフが聞き取りにくいのは
ドラマ「アゲイン!」の主人公のほうでした。
こちらは今のところ可も無く不可も無くといった感じです。

「アオイホノオ」は、
2話もまったく勢いが衰えず・・・
いや加速している!確実に!
Posted by ぬむ at 2014年07月31日 00:34
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