2014年08月12日

まさかの完結 「ブラック・ジャック創作秘話5」

 え、もう一冊出るの? しかもこれで終わり? 雑誌を読んでいない私にとっては、出るのも終わるのもいつも不意打ちだ。

Bjsh5

 やはり気になるのは、どうやって最後を締めるか、だ。時間に沿ってエピソードを並べた作品なら、手塚の死で終わることもできるのだが、この作品はそれはできない。色々な人に取材し、時代も行きつ戻りつしているからだ。
 最後に取材されるのにふさわしいのは、誰だろう。息子の手塚真? いやいや、その話はすでにやってしまった。親交のあったマンガ家も一通り出演済みだ。

 予想を裏切って、最後はアシスタントの伴俊男だった。読んでみて納得した。手塚プロ漫画部の最後を知るのは彼だったのだ。伴俊男の「手塚治虫物語」は、資料的価値もある作品で、私も卒論や修論で大いに活用しただけに、ひときわ感慨深いものがあった。
 伴俊男は、「手塚治虫物語」以降、目立った作品を残していない。「ブラック・ジャック創作秘話」の吉本浩二もそうなりはしないか、今はそれだけが心配だ。

posted by Dr.K at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 手塚治虫 変容と異形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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