2014年10月01日

STAND BY ME ドラえもん

 予想外に人気が出て、長期の公開となったこの映画を、先日ようやく観てきた。
 不思議な感覚だ。
 CGになって、お馴染みのアニメとは別物、という感覚が強く打ち出されているのだが、声はいつものメンバーであり、物語に至っては原作に完全準拠。見たことのない映像なのに、話は全部知ってる、という妙な体験を味わった。
 短編だった元のエピソードを巧みにつないであり、テンポよくオチがついて楽しい。ジャイアンやスネ夫が悪役を全うしていて、毎年の長編映画のように善人化していないのにも好感。ギャグがあって感動もある、という本来の面白さが保たれている。「ドラ泣き」などといって無暗に感動を売りにする必要はない。言われなくても充分泣けるのである。
 また、3D対応ということで、飛行シーンなど無理にアクションを足しているが、日常を本分とするこの作品では、やはり余分という印象だ。映画版ドラえもんのCG化なら、見せ場はたくさんあっただろうが…。
 フルCGだとばかり思っていたのだが、野比家など、背景はミニチュア模型なのだそうだ。よく出来ているじゃないか。今後の展開として、キャラや舞台を再利用して、テレビアニメをどんどんリメイクしていってはどうか、と思った。
 のび太の結婚前夜、出木杉が酒を飲んでしずちゃんへの未練を口に出すシーンが秀逸。完璧すぎた子供から、人間味のあるいい男になったんだな、と感慨深い。

映像美 8
道具再現度 9
続編可能性 2
個人的総合 8

posted by Dr.K at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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