2014年10月05日

あの日見た花の名前をボクはまだ知らない 「DRAG ON DRAGOON3」その1

Dod31

 「Nier」のヨコオタロウが手掛ける新作、ということで購入。
 思わせぶりなオープニングに、よし期待通りだな、とプレイし始めたらあれれれれ。「Nier」が直球の中二病で
ダークなシナリオに向き合っていたのに対し、「DOD3」は、かなりひねくれていて悪乗り感覚だ。

 原因の大部分は使徒にある。
 使徒とは、ウタウタイにつき従うパートナー。主人公のゼロは、ウタウタイである妹たちを倒すたびに、使徒を奪って配下に加える。ゲーム的には、アクションパートの道中のお供となるキャラクターだ。ところが、これがクソの役にも立たない。まずAIがひどい。敵を攻撃してくれるのだが、ダメージがほぼ0。足止め程度の効果しかなく、結局自分で倒さねばならない。敵の攻撃をよけないが、そもそも使徒には体力の概念もないらしく、無限にやられ続けるのみである。これでは、使徒編成も意味がない。武器の違う使徒が4人いるのに、どの組み合わせを選んだところで同じである。
 このように、いかにも不出来な感じなのだが、反面、非常に作りこまれている部分がある。道中、使徒がとにかくよくしゃべるのだ。これは近年の名作ゲームに倣った作り方といえる。「アンチャーテッド」や、「Last of Us」では、AIのパートナーがしゃべることで、デモパートとゲームパートとの境を目立たなくし、スムーズに物語を体験させていた。
 ところが本作の使徒どもときたら、せっかく大量のセリフがあるのに、なんにもまともなことをしゃべらねぇ。飛び交うのは下ネタに愚痴に雑談。ついでに、どの組み合わせでも会話のバリエーションは変わらないらしく、ここでも使徒編成は意味がないのだった。

 無意味な会話を聞きながら、私は、どこかでこんなやり取りを聞いたことがあるぞ、と思っていた。そして思い出した。これ、DQN高校生の下校風景だわ。使徒どもは、ファンタジーの殻をかぶった高校生だったのだ。いったん気が付くと、ゼロ様までセーラー服のスケ番に見えてきておかしい。

posted by Dr.K at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック