2014年10月31日

ドラマ「素敵な選TAXI」はあなどれない

 お笑い芸人にそれほど詳しいわけではないが、バカリズムがお気に入りである。「トツギーノ」「都道府県を持つとしたら」あたりのネタは大好きだ。
 そのバカリズムが、連続ドラマの脚本を担当するということで期待していたのが、「素敵な選TAXI」。限られた舞台の中でギャグを交えつつ進めるスタイルは、コントそのまま。小賢しくもうっとうしい会話の応酬もいつも通り。バカリズムは、かつて「世にも奇妙な物語」の脚本を担当したことがあるので、ある意味予想通りの作品だ。長い話を書き慣れていないせいか、毎回本題に入るまでのフリが長いのが難点か。
 だが、予想の範囲に収まらない収穫もあった。このドラマでは、竹ノ内豊が演じるタクシー運転手、枝分(えだわかれ)が、お客の人生の分岐点に立ち会う様が描かれる。時間をさかのぼって分岐を選びなおす、という荒唐無稽なストーリーだ。毎回お客が変わる1話完結形式なのだが、役者の魅力をじっくり引き出す手腕にまず感心。
 次に、現在のテレビ番組では、録画視聴が増えているため、CMが飛ばされてしまうことがスポンサーにとっては問題なのだが、本作では、dボタン画面で分岐図が刻々と書かれ、リアルタイムの視聴者にお得感を与えているのが面白い。
 予算でなく、アイデアで勝負しているところが好ましく、今後の展開が楽しみなドラマだ。

posted by Dr.K at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 馬鹿は黙ってろ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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