2015年02月15日

「俺屍2」その3 百鬼絵巻

 奪われた祭具を取り戻せ。これが「俺屍2」で与えられる目標である。祭具を取り戻すたびに、町では祭りが復活し、神からの加護も受けられる。祭りを、神・人・鬼の三界を繋ぐものとする認識は、日本独自のものではないだろうが、ゲームシステムに利用してしまうのは、「俺屍」だけのオリジナリティだ。

 さて、一般にRPGでは、ダンジョンの最奥にボスが控えており、それを倒すことでストーリーが先へ進むようになっている。ところが、「俺屍2」は全く異なる。
 祭具を奪った鬼たちによって開かれる百鬼祭り。まずはこれを探さなければならない。とはいえ、開催月とダンジョン名は教えてもらえるので、見つけるのはさほど苦労しないだろう。そこでボスを倒せば、祭具奪還となる。

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 だが、ここで問題となるのが、百鬼祭りが年一度しか開かれないことだ。一族の寿命は約2年。ひとたび討伐に失敗すれば、翌年まで待たねばならず、その間にメンバーの半分は入れ替わってしまう。ボスを倒すために、メンバーが最強となるピークを、百鬼祭りの時期と合わせなければならない。このやりくりが、「俺屍」の肝となるのだ。
 それはまるで、日本ダービーに向けて競走馬を育てるブリーダーのようでもあり、ワールドカップに向けて選手を鍛えるサッカー日本代表チームの監督のようでもある。
 最強のキャラが出来たとて、それは一瞬のことに過ぎない。一族全体として水準を上げていかなければ、先へ進むことはできないのだ。

 このやりくり感は、「俺屍」一作目からお馴染みのもの。だが、「2」では、さらなる勝利条件か追加されている。夜鳥子である。
(続く)

posted by Dr.K at 15:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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