分割2クールとのことで、次回でしばしお別れ。
この回は、アイドル合同フェスに向けて、合宿が行われる話。プロデューサー不在の間、新田美波がまとめ役を任される。
美波が活躍したことは間違いないが、見逃してはいけないのが未央だ。未央は、第6話のライブでのことを後悔しており、次こそは、と意気込んでいる。その結果、まわりに練習を急かすなど、行動が空回りしてしまっている。メンバーは練習に行き詰るが、美波が機転を効かせてミニ運動会のようなイベントを行い、皆を結束させる。これに気づきを得た未央は、美波をシンデレラプロジェクトのリーダーに推す。メンバーの意識の成長を、未央が代表した形になっているのだ。
夏の合宿というおいしい状況にも関わらず、水着も浴衣も入浴シーンも一切出てこない。クライマックスを控え、無駄なものを描いている暇などないのだろう。近頃のアニメには珍しい、力強く清々しい仕上がりとなった。
以下は余談。リレーの場面で、アイドルたちはバトン代わりにエナドリを持って走る。ゲームでは以前から、期間限定イベントに回復アイテム(課金)をつぎこんで強引に進めることを、「走る」と言い習わす。アニメだけの視聴者にとっては、楽しいだけの場面だが、ゲームのユーザーにとっては禍々しい絵に見えてしまうな(笑)