2015年04月21日

「龍が如く0」その4 キャバクラ繁盛記

 一方、大阪の真島。こちらの巨大ミニゲーム(矛盾)は、題して「蒼天堀水商売アイランド」。ファイブスターと呼ばれる5つのキャバクラ店と対決し、シェアを奪い取っていくシミュレーションゲームだ。
 「龍が如く」シリーズでは、毎回必ずキャバクラが登場していた。主に、客としてキャパ嬢を攻略するゲームだった。また、「キャバつく」と呼ばれるミニゲームもあったが、それは、一人のキャバ嬢をカスタマイズして売り上げをUPさせていく、というものだった。
 「水商売アイランド」は、それらとは比較にならない超本格経営シミュレーションだ。ゲームの面白さ、ストーリーの展開ともに間違いなく過去最高のデキであり、本編に戻るのを忘れるプレイヤーが続出しそうな逸品だ。

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 ゲームの流れはこうだ。次々に客が訪れて席に着くので、好みに合ったキャバ嬢をあてがう。裕福な客ほど好みがうるさい。合わないとトラブルのもとになるので、途中で嬢をチェンジするなどして対処する。また、時々キャバ嬢から呼ばれるので、サインを読み取って対応する。「グラスがほしい」「灰皿交換」「メニュー持ってきて」「おしぼり下さい」などのハンドサインなのだが、どうやら業界で実際に使われるものらしい。はじめのうちは説明が表示されるのを待つことになるが、じきに憶えて即答できるようになり、有能感はんぱない(笑) 営業がうまくいき、ゲージがたまれば、フィーバータイムに突入、売り上げが加速する。制限時間が来れば、一営業日が終了である。
 店のキャバ嬢は、「水商売アイランド」のストーリー進行によって増えるほか、サブストーリーの登場人物を起用したり、街頭でスカウトしたりする。キャバ嬢は使い続けることでレベルが上がり育つが、疲労すると力が発揮できないので、出勤のローテーションも考える必要がある。
 漫然と営業を繰り返すのではなく、要所でキャバクラバトルと称する他店との競争がはさまる。これがボス戦のようなもので、いいアクセントになっている。

 非常にやりごたえがあって楽しいのだが、ふと、ひっかかりを感じた。リアルタイムに状況を俯瞰しつつ、要所で各席のイベントに対応していくこのテンポ、どこかでプレイしたことがあるような気がする。

02 思い出した。「セガガガ」だ。この中の、ゲーム開発シミュレーションの部分が、似たような面白さを持っているのだ。「龍が如く」シリーズは、「シェンムー」のゲーム性を継承したと言われることがあるが、どうやら「水商売アイランド」は、「セガガガ」のゲーム性を密かに継承したらしい。マイナーに終わったゲームのエッセンスを、こうしてリサイクルできるからゲーム業界の老舗は強い。

posted by Dr.K at 22:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム百鬼夜行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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