2015年05月03日

寄生獣、特別編で規制獣

 録画してあった「寄生獣 特別編」を視聴。

 何が特別なのかというと、「完結編」の映像が一部入っており、ミギーのナレーションで前作を振り返るという編集になっていること。まだ観ていない人もここまでの物語を知ることができ、劇場で「完結編」を観るための大がかりな宣伝になっている。
 私は前作を映画館で観ており、完結編も観る予定。特別編はおさらいにちょうどいいか、と思って観たのだが、これはひどい。内容が大幅に損なわれており、劇場へ足を運ぶ人が減ってしまうのでは、と心配になった。
 TV放送なので、時間に合わせるためのカットがあるのは仕方ない。問題は、残虐シーンの規制。とにかく何も映らないので、主人公が何を見て恐れているのか、驚いているのか、さっぱりわからない。私は元の映像を観ているので、記憶により補完することができたが、こんなものを初めて観て感情移入できるのはよほどの人だけだろう。この物語は、残虐なシーンと日常の対比があってこそメリハリが生まれるのであって、それを失った特別編は味気なくてつまらない。これだけを観て、「やっぱり実写化は失敗だったね」という感想がネットに溢れるのは、興行側にとっても本意ではあるまい。

 物語を再構成することなくぶった切っている、その規制の方がよほど暴力的である。番組冒頭に、「衝撃的な映像があります。ご注意ください」とテロップが出たのも、悪い冗談としか思えない。そんなものほとんどなかったぞ!

posted by Dr.K at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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