2015年07月24日

ダイ・ハード ラストデイ

 おめでとう! 当ブログ最低評価の新記録樹立!

 ジョン・マクレーンが老けてきて苦しいとか、ジョンの方が暴れすぎていてテロリストみたいだとか、仕掛けばかり大きくてストーリーがスカスカとか、色々と問題がある。だがいつもなら、問題があったとしても、つまらない映画だった、で済ませる。
 ところがこの映画、つまらないでは済まされない。私は積極的な嫌悪を表明する。理由は原爆コントだからである。
 原爆コントとは、核や放射能に無知なあまり、ギャグになっている物語のことを指す。
 例えば「トゥルーライズ」。核ミサイルの攻撃から、主人公がどうにか脱出。大爆発のキノコ雲をバックに、ヒロインとキスをするのがクライマックスとなっている。アホか。被曝して死ね。
 また、「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」。インディ・ジョーンズが無人の町へ迷い込む。そこは、核実験のために作られた町だった。いよいよ爆発するその時、ジョーンズは冷蔵庫の中に入って爆風をしのぐ。救出されたジョーンズは全身をゴシゴシ洗浄される。洗って済むんなら放射能怖くねーよ。

 そして「ダイ・ハード ラストデイ」である。終盤、悪党どもの狙いが核燃料とわかり、舞台はチェルノブイリへ移動する。悪党たちは、ものものしい防護服に身を包み、原発内を探索。やがて目的地となる格納庫を見つけるが、放射能が強く、侵入できない。
 そのとき! 一人が薬剤のようなものを散布し始める。すると放射能が中和され、防護服を脱いでも大丈夫になった! 私は悪党にアドバイスしたい。ウランなんかより、その技術を売った方が絶対儲かるって。こんなものが、福島原発事故以後に作られ、しかも日本で平然と公開されているとは愕然とする。
 さらにラストシーン、破れかぶれになった敵がヘリで突撃してきたので、マクレーン親子はジャンプ。原発内のプールに飛び込んで助かる。「大丈夫かな」「ハゲるかも」というやり取りでこのシーンは終わる。笑えねーよ。
 こんなアホに映画を作らせてはいけない。核兵器を持ち、使ったことがある国にしてこの程度の認識か、と世界の笑いものになるのがオチである。

行き当たりばったり度 9
ロシア人ないがしろ度 10
シリーズ冒涜度 8
個人的総合 2

posted by Dr.K at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画一刀両断 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック